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通信制高校は何歳でも入学できるの?20歳以上でも大丈夫?

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通信制高校に年齢制限はある?20歳以上でも入学可能か、年齢比率などを紹介

高校
働きながら学ぶ高校として「定時制高校」が有名です。若いころに高校に進学できず中卒のままだったという人が働きながら夜間に定時制高校に通う様子をテレビや新聞で取り上げることがあるので、ご存知の人が多いのではないでしょうか。

同じように通信制高校も年齢の上限はなく、何歳からでも入学して勉強することができます。今回は通信制高校の年齢条件についてご紹介します。

通信制高校に年齢制限はある?

結論から言ってしまうと、全日制高校でも定時制、通信制高校でも、入学に際して年齢の上限は設けられていません。

ただ、現在の日本では全日制高校は中学校卒業からすぐに入学する、いわゆる「現役生」がほとんどです。

一方、定時制や通信制の高校では現役生だけでなく、過去に中学校を卒業したものの高校に進学しなかった人や、高校を中退した人なども多く入学しています。

また、年齢に上限がないため20代以外にも30代や40代、中には80代など幅広い年齢層の人が学んでいます。

実際、先日は仕事のために高校を中退した中卒の80代女性が通信制高校を卒業した…というニュースがありました。

通信制高校への入学資格

通信制高校だけでなく日本の高等学校への入学資格は下記のようになっています。

  1. 中学校卒業見込みの者またはすでに中学校を卒業している者
  2. 相当年齢に達し、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認定された者
  3. 外国において学校教育における9年の課程を修了した者

通信制高校の入学は中学校を卒業していることが基本

上記の高校の入学資格の中で(1)はまだ中学校の卒業式を迎えていなくても、卒業後にその高校への入学を希望する場合は出願できるということです。
また、過去に中学校を卒業していれば出願は可能です。

(2)は日本では中学校までは義務教育になっていますが、なんらかの事情で中学校に通えなかった人で中学校卒業の年齢に達している場合、中学校卒業程度認定試験に合格すれば通信制高校を受験できるというものです。

例えば日本国内にある外国人学校中等部は「日本の中学校ではない」ために卒業しても高校入学資格は認められません。

また、外国の中学校を卒業して日本に帰国した場合、その生徒の年齢が満15歳未満の場合は、その年度(3月31日)までは日本の中学校での就学義務があるため、まず中学校に途中から入り、卒業後に高校を受験することになります。

それぞれのケースに応じての細かいルールは文部科学省や教育委員会に問い合わせましょう。

通信制高校の生徒の年齢比率

では、実際、通信制高校の生徒の年齢層はどのようになっているのでしょうか。

公立と私立によって異なりますが、文部科学省が実施している「学校基本調査」から年齢比率を見てみましょう。

公立の通信制高校の生徒の年齢比率

平成29年のデータによると、公立通信制高校の各年代の生徒数と割合は以下のようになっています。

15~19歳 32,234人 54.0%
20~24歳 15,776人 26.4%
25~29歳 5,404人 9.0%
30~39歳 4,238人 7.1%
40~49歳 1,157人 1.9%
50~59歳 443人 0.7%
60歳以上 457人 0.7%

このように公立の通信制高校では54%が10代で、次に多いのが20代前半(26.4%)となっています。年齢が高くなるほど生徒数は少なくなりますが、50代、60代、70代でも入学して勉強できます。

私立の通信制高校の生徒の年齢比率

私立の場合は、以下のようになっています。

15~19歳 116,803人 95.1%
20~24歳 3,667人 3.0%
25~29歳 1,003人 0.8%
30~39歳 809人 0.6%
40~49歳 322人 0.2%
50~59歳 84人 0.06%
60歳以上 109人 0.09%

私立の通信制高校は公立と違って圧倒的に10代の生徒が多く、全体の95%を占めています。

もちろん中高年層も学ぶことができるので、40歳以上の人でも通信制高校で学んでいます。

私立の通信制高校に10代の生徒が多い理由

私立の通信制高校では上記のように95%が10代の生徒になっています。その背景には、若い生徒に合わせたカリキュラムが多いという理由が考えられます。

特に最近の通信制高校では必須科目以外の選択科目に学校独自の科目を設けたり、若者が楽しんで学べるコースが設定されています。

例えばアニメやゲーム制作、声優、モデル、パティシエ、調理師、保育士、イラスト、芸能コース、スポーツコースなどがあり、高校卒業を目指しながら自分が好きな授業が受けられるという特徴があります。

通学コースなら好きなことをしつつ高校生活を楽しめる

また、私立では週3日や週5日登校するスタイルを設けている学校が多く、制服を着て登校します。ただ、授業時間は半日など全日制高校よりも短く、少人数制のクラス編成になっています。

そのため、対人面で不安がある人でも比較的抵抗なく登校できます。
そういった理由から「制服を着たい」「普通の高校(全日制高校)のように学校生活を楽しみたい」と思う生徒は私立に入学する傾向があります。

20歳以上の人が公立の通信制高校を選ぶ理由

一方、20代、30代、またはそれ以上の年代の人はすでに社会経験を持つ方が多いのですが、高卒ではないため就職活動で苦労されています。そのため、「高校卒業の資格を取得したい」という理由で通信制高校で学ぶ方がほとんどです。

特に20歳以上の人が公立の通信制高校を選ぶのは、次のようなメリットがあるからです。

  • 通学日数が少ない
  • 制服がない
  • 学費が安い
  • スクーリングで同世代の人と顔を合わせる機会がある
  • 子育て中の生徒のために託児サービスがある

20歳以上の人は公立の方がメリットが多い

高卒の資格を得るためなら自宅学習でも十分に可能なので制服は不要ですし、毎日の通学も働いているため難しくなります。

そこで登校日数が少ない公立の通信制高校を選ぶ割合が高くなると考えられます。公立の通信制高校は学費が安いという点も、自分で学費を出すことが多い20歳以上の人にとってメリットになります。

また、公立の通信制高校ならスクーリングで同年代の人と顔を合わせる機会があり、お互いの励みになります。

20代以降では子育て中のママの生徒も多く見られます。公立の通信制高校でもスクーリング時に託児サービスを行っている学校があるので、利用されるといいでしょう。

20歳以上の人が通信制高校を選ぶ際の注意点

通信制高校は中学校を卒業していれば、何歳でも入学が可能です。社会人として働いていたり、結婚して子育てをしていたり、また定年退職後に学び直したいといった人でも入学して勉強することができます。

20歳以上の人が通信制高校を選ぶ際の注意点をご紹介します。

通信制高校選びは目標や目的を明確にしておく

最近の通信制高校はさまざまなコースがあり、バラエティに富んでいます。ただ、これらは10代を中心とした若い世代をターゲットにしているものが多いため、入学しても「自分だけ浮いてしまう」という心配があります。

20歳以上の人が通信制高校を選ぶ場合は、どんな目標や目的があるのかをまず明確にしておきましょう。

通信制高校に入る目的

通信制高校に入る最大の目的は「高校を卒業すること」ですが、それ以外にも次の点が考えられます。

  1. 高卒の資格を得て大学を受験したい
  2. さまざまな資格を取得したい
  3. 修学旅行など高校生活を味わいたい

通信制高校から大学進学を目指す場合

ただ単に大学受験のために高卒資格を得たい場合は、通信制高校で3年以上勉強しなくても「高校卒業認定試験」を受ける方法があります。高卒認定試験に合格すれば大学の受験資格が得られ、その後、大学を卒業すれば学歴は「大卒」になります。

高卒認定試験自体は独学でも可能で、3年もかけなくても早ければ数ヶ月で合格することができます。

しかし、本人の強い意志が求められます。また、大学を卒業しないと、学歴は「中卒」のままです。

一方、私立の通信制高校では「進学コース」を設けていて、自分が目指す大学に合わせた受験対策をしてくれます。結果的には高卒認定試験よりも通信制高校の方が早道ということがあります。

通信制高校で資格取得を目指す場合

今はさまざまな資格があり、取得しておくと就職に有利になるものがたくさんあります。

資格取得は独学で勉強して受検することが可能ですが、通信制高校では資格取得が可能なコースを設けているところがあります。実習なども豊富に体験できるので、事前に調べてみましょう。

20歳以上の人が通信制高校で学校生活を満喫したい場合

公立の通信制高校は「高校卒業」を目的にしているため、修学旅行や学校行事などレクリエーション的な内容は少ない傾向があります。

一方、私立の通信制高校では修学旅行や体育祭・文化祭、宿泊して集中スクーリングなどさまざまな行事があります。

また、通学コースでは制服を着て登校するなど、全日制高校と変わらないような高校生活が楽しめます。

ただ、上でも書いた通り、私立の通学コースは生徒の多くが10代なので、20歳以上の人が入ると自分だけ浮いていると感じる可能性があります。話が合わないとか感覚が合わないなどの理由で次第に学校から足が遠のいてしまうかも知れません。

オープンキャンパスや学校説明会、事前の無料の資料請求などで学校の雰囲気などをよく確認することが大切です。

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年齢に関係なく学べるのが通信制高校の魅力

とは言っても、やはり通信制高校の最大の魅力は「中学校を卒業していれば年齢を問わずに誰でも入ることができる」という点です。

仕事が忙しくて単位を修得できる

年齢や職業に関係なく入学が可能で、しかも落第がありません。3年以上かけて74単位を修得すればいいので、働きながら学ぶ方や子育てで忙しい方、病気など体調に不安がある方や高齢で記憶力が低下していると感じる方でも自分のペースで学習を進められます。

ネットの活用で学習がよりスムーズに

最近の授業はインターネットを通じて行うところが増えているので、さらに学びやすくなっています。

通信制高校選びはスクーリングの参加も考慮すること

ただ、学校によっては「狭域」と言って、受験できる地域が限定されているところがあります。

また、スクーリングには九州や北海道など遠方の学校に行かなければならない学校もあります。その際の時間、資金、体力などを考慮して学校選びをするといいでしょう。

通信制高校の年齢制限まとめ

通信制高校の入学は「中学校を卒業していること(または卒業見込み)だけなので、年齢制限はありません。

20歳以上の社会人や子育て中の人からシニア層まで入学して勉強することができます。

通信制高校はネットでも勉強できるところが多いので忙しい人でもすき間時間を活用すればスムーズに進められます。

ただし、通学コースは若い世代が多いので、事前に資料請求や学校説明会で内容をよく検討しましょう。

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