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通信制高校の入学・入試の難易度や内容などを徹底紹介!

入学式

通信制高校へ入学・転入を考えている方にとって入学試験の内容や難易度は気になるポイントだと思います。

そこで当記事では通信制高校の入学基準や入試難易度・実際の内容から、入試対策まで紹介していますのでぜひ参考にして下さい。

通信制高校の入学条件

通信制高校は年齢制限などがなく、入学の条件も全日制高校ほどの厳しさはありません。

全日制高校には学力試験があり、競争倍率が高い学校だと試験に落ちて不合格になるケースが多々あります。

しかし通信制高校は10代はもちろん、80代でも問題なく入学することができます。

ただし、入学するには中学校を卒業、もしくは同等以上の学力を有していると認められなければいけないなどいくつかの条件があります。

また、応募方法や試験なども学校によって異なります。通信制高校に入るための条件は3通りです。

新入学 ・中学校を卒業した(または卒業見込み)の人
・一度も他の高校に入学していない人
転入学 ・現在、どこかの高校に在籍していて通信制高校に転入したい人。
※すでに在籍している高校で取得した単位はそのまま受け継ぐことができる
編入学 ・以前どこかの高校に在籍していたが中退した人。
※以前の高校で取得した単位はそのまま受け継ぐことができる

新入学は中学校を卒業している人が対象ですが、一定の年齢に達している場合は中学校を卒業した人と同等以上の学力があると認定された場合も対象になります。

通信制高校の入学試験の内容・難易度

入試の難易度は高くない

結論から言うと通信制高校の入試の難易度は高くないです。学力試験は基本的になく、あったとしても簡単な筆記試験です。

その筆記試験も全日制高校の入試のように結果で合否を決めるものではなく、学校側が現時点での学力などを把握するためのものですので、点数が悪かったからといって不合格になる心配はありません。

入試は作文や面接が中心

通信制高校の入学試験には学力検査がないことが多いですが、作文と面接は大半の入学通信制高校で実施されています。

作文や面接の内容や難易度は学校によって大きく異なりますが、「学校に入ったらどのような事がしたいか」「将来の目標はなにか」といった事を聞かれるケースが多いです。。

都立通信制高校など一部では試験問題もある

一例として、東京都立の通信制高校(一橋高校、新宿山吹高校、砂川高校)のように、国語・英語・数学の3教科で入試を実施する高校も一部あります。

学力試験があるのは公立の通信制高校に多いです。

ただ全日制高校の入試のようにそれぞれの教科ごとに試験があるわけではなく、国語・英語・数学の3教科を総合して60分(新宿山吹高校は70分)の試験を行います。

入試内容 一橋高校 新宿山吹高校 砂川高校
受検科目 国数英(600点満点) 国数英(300点満点) 国数英(500点満点)
試験時間 3教科を総合して60分 3教科を総合して70分 3教科を総合して60分
学力検査と調査書の比重
(学力検査:調査書)
8:1 20:3 20:3
面接 なし なし なし
作文 なし なし なし

ただ前述した通り難易度は高くないので、下記の合格率の表を見ての通り生活態度や試験態度に余程の問題がない限り入試で落とされることはそうそうありません。

東京都立通信制高校の合格率

年度 募集人員 応募者数 受検者数 合格者数
平成25年度 160人 166人 154人 154人
平成26年度 160人 156人 152人 152人
平成27年度 160人 127人 94人 94人
平成28年度 160人 137人 98人 98人

試験に応募したものの当日に来ない人が一定数おり、そういった人は不合格になっていますが、受験をした人は基本的に合格している事が分かります。

実際の通信制高校の入試例を紹介

神奈川県立の通信制高校の入試例

神奈川県立の通信制高校には、県立横浜修悠館高等学校があります。入学試験は「作文」のみです。

平成31年度の入試では試験日当日に作文のテーマが提示され、それについて30分で作文を仕上げました。評価は次の3点を中心に行われます。

  1. 本校の特性の理解(ア)
  2. 高校生活に対する意欲(イ)
  3. 作文に取り組む姿勢・態度

出されたテーマについて作文を書きますが、上記の(ア)と(イ)についてきちんと記述されているかどうか、また、作文に取り組む姿勢や態度(投げやりになっていないか、まじめに取り組んでいるか)などを見て合否を判定されるのです。

また、調査書も資料として評価の参考にされるようです。

ただ、学力検査がないので高校生活に対する意気込みなどを自分の言葉で表現すればそう心配することはないでしょう。

大阪府立通信制高校の入試例

大阪府立の通信制高校である桃谷高等学校の入試は、書類と面接のみで実施されます。筆記による試験はありません。面接は出願から数日後に行われます。

桃谷高等学校の募集人員は昼間部が中卒230名、編・転入学が150名の合計380名、日・夜間部は中卒が120名、編・転入学が150名の合計270名となっています。

かなり多くの生徒を募集していることがわかります。(平成31年度募集の場合)

面接で聞かれることなどは不明ですが、やる気や前向きな気持ちなどを伝えるといいでしょう。

愛知県立通信制高校の入試例

愛知県立通信制高校には旭陵高等学校、刈谷東高等学校の2校がありますが、いずれも入学試験は作文、面接と書類審査で実施されます。

旭陵高等学校の作文の出題例は「旭陵高校に入学を希望する理由」「通信制で学びたいこと」「私の夢」などで、400文字程度の作文です。

私立の通信制高校の入学試験の例

私立の場合は面接を重視しているところが多いです。

以下に代表的な私立通信制高校の入学試験をまとめましたので、参考にして下さい。

学校名 入試内容
NHK学園高等学校 書類選考と面接
八洲学園高等学校 面談のみ(面接ではなく面談で学校説明を行い本人の意思を確認する)
ヒューマンキャンパス高等学校 作文と面接(保護者同伴)、書類選考
(難しい問題はなく本人のやる気を確認するために実施)
第一学院高等学校 面接(本人と保護者)、作文(自分の未来について)
N高等学校 書類選考と面接(必要に応じて)
通学コースは書類選考、面接、作文
アットマーク国際高等学校 書類選考と面接(面接はインターネットでも可能)
屋久島おおぞら高等学校 書類選考のみ
科学技術学園高等学校 書類選考と面接
(通学クラスは作文もあり)

上の表でもわかる通り、私立の通信制高校の入試は面接や書類選考がほとんどです。

面接も特に難しいことを聞かれるわけではないので、入学後の希望ややる気などをアピールして前向きな姿勢を見てもらいましょう。

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通信制高校の入学時期は4月や10月の所が多い

公立の通信制高校の入学は4月というところが多いですが、私立は4月と10月にスタートするケースが多くなっています。

いずれも1ヶ月前(4月入学は3月に、10月入学は9月)に入学試験や面接などが行われます。

ただし、募集は早くから行われていますので、いくつかの通信制高校から資料を取り寄せて比較検討されるといいでしょう。

通信制高校の偏差値はどれくらい?

偏差値は学力試験の結果で算出するものですが、大半の通信制高校には学力試験がないので、すなわち偏差値も存在しません。

そのため、どこでも好きな通信制高校に入学することができます。

学校を選ぶ際は偏差値の高さよりも、「自分のやりたいコースがあるか」「目標や夢を叶えるための勉強ができるか」といった要素が重要です。

そのためには複数の学校のコースや特徴を確認する必要がありますので、まずは気になる学校の資料を無料で取り寄せして比較すると良いでしょう。

通信制高校の入試対策・注意点を紹介

面接の対策と注意点

事前に回答を考えておく

通信制高校の入試で面接を行う学校はかなりたくさんあります。

面接は誰もが緊張しますので、事前に聞かれる質問を想定して答え方を考えておくといいでしょう。

通信制高校でよく聞かれる質問は次の通りです。

  1. なぜこの学校を選んだのか
  2. 卒業後の進路はどのように考えているか
  3. 最後まで頑張れるかどうか(やる気を問う質問)

通信制高校の面接は堅苦しいものではなく、受け答えがきちんとできるかどうか等のコミュニケーション力を見たり、学習する意欲があるかどうかの確認するのが目的という学校が多いようです。

そのため、模範解答を考える必要はなく、自分が思ったことを答えれば大丈夫です。

服装と髪型は清潔でカジュアルなものにする

面接だからといっておしゃれをする必要はありません。清潔感を重視しましょう。

中学校の制服を持っていたり、高校に在籍していた場合は制服がベターです。社会人から入学する場合はスーツを着ていっても問題ありません。

もし制服やスーツがなければ黒系やグレーなどの目立たず清潔な服装にしましょう。例えば上はワイシャツやブラウスにジャケットがあると安心です。

ポロシャツやTシャツ、明るすぎないジーンズ(デニム)、ジャージといったラフすぎる服装や、流行を意識した華美な服装は避けた方が無難です。

ピアスや派手すぎる髪色は控えよう

通信制高校は全日制と比べると規則が緩いとはいえ、顔のあちこちにピアスをつけている場合や髪の毛を赤や青に染めている場合は、面接の日はピアスを外す、毛髪を落ち着いた色に変えるなどの配慮はしましょう。

面接が終わり、入学した後は自宅学習が中心となるのでピアスをいくつも空けていたり、髪色が派手だったとしても特に注意されることはありません。

1日だけと思って我慢しましょう。

面接は緊張し過ぎないようにする

面接は誰でも緊張するものです。経験の豊富な大人ですら転職の際の面接では緊張をしますので、無理はありません。

しかし、それほど難しい質問はされませんし、緊張しすぎると思ったことも話せなくなるのでなるべく緊張せず面接にのぞみましょう。

人と話をするのが苦手な方も多いかと思いますが、面接の時はなるべく姿勢は良くし、ハキハキとした声で話すようにしましょう。

それだけで面接官の印象はかなり違います。仮に出来なくても、通信制高校は様々な事情から全日制には通えないけど「勉強をしたい」「高校を卒業したい」と考えている方のための学校です。

そのため、面接で緊張のせいでちゃんと受け答えができなくても不合格になることはありません、

しかし面接官の質問を無視する、敬語を使わない(使えない)、態度が横暴(机に足を乗っけて面接官と話す方がいる)な場合、不合格となることもあります。

入試(学力試験)の対策と注意点

全日制高校の入試対策では学習塾に通ったり参考書を購入しますが、通信制高校の場合は学力試験自体がない学校も多いです。

仮に学力試験があったとしても、問題はそれほど難しいものではありません。中学校時代の教科書を読んで復習しておけば大丈夫です。

学力試験がある場合はどの科目があるのかだけ事前に調べて、最低限の対策をしておきましょう。

通信制高校の学力試験はあくまでも生徒の現状の学力を把握し、入学後の指導方針を決めるためのものですので無理に高得点を取らなくても大丈夫です。

入試(作文)の対策と注意点

内容を事前に考えておく

多くの通信制高校では試験当日にテーマを伝えられます。ただ、どこもテーマは似通っていて「この学校で何をしたいか」ということを書くケースが多いです。

そのため、次の3点を意識して作文を書けば先生からの評価が高い作文を作ることができます。。

  1. この学校を選んだ理由
  2. 卒業後の希望
  3. 最後まで学習できるかどうか

どれもいざ書こうと思うと悩んでしまうかも知れません。また、作文の時間は30分程度とそれほど長くはないため、上記3つについて自分の考えをある程度まとめておきましょう。

学校を選んだ理由の書き方

まず、「どうしてこの学校を選んだのか」という点は、学校側がもっとも知りたい点です。

そこで「自分がやりたいと思うコースがあったから」「人と関わるのは苦手だが自宅で学習できるところに魅力を感じた」「ネットでの学習が充実していて、いつでも学習できると思ったので」など、前向きな理由を考えておきましょう。

事前に学校説明会やオープンキャンパスなどに参加しておくと、そのときの印象を交えて書けるのでおススメです。

卒業後の希望、進路の書き方

次に卒業後の進路と希望ですが、まだ明確になっていない場合でも「○○の資格を取って働きたい」とか「高校を卒業して企業に就職したい」といったことを書くといいでしょう。

ここで書いたもので進路が決まるわけではありませんし、他にやりたい事が出来たらその道に進まなくても全く問題ないです。

とりあえず先生に「目標を持っているんだな」ということが伝われば問題ないので、学校の特徴などからそれに見合う内容を書くといいでしょう。

最後まで学習できるかの書き方

そして、「最後まで学習できるかどうか」については「やりたい科目があるので、ぜひ最後までがんばって勉強して高校卒業したいです」など、前向きな内容を書くようにしましょう。

後ろ向きに書いたからと言って即座に落とされるワケではありませんが、前向きに書いた方が印象は間違いなく良いので、今後の学校生活を考えるとメリットしかありません。わざわざネガティブな事を書く理由はないでしょう。

通信制高校の入学試験で必要な書類

出願に必要な書類は学校によって異なりますが、基本的に必要になるのは以下の通りです。

入学願書 学校が指定する用紙に必要事項を記入、顔写真を貼付
入学選考料 公立は500円前後、私立は1万円~
卒業証明書 新入学を希望する人のみ(転入の場合は在学証明書、編入の場合は在籍証明書など)
調査書 新入学を希望する人のみ(転入や編入の場合は成績・単位修得証明書が必要)
住民票記載事項証明書 公立の場合は必要

通信制高校の入学基準と入学試験

入学基準は「中学校を卒業していること」で、公立は学校のある都道府県内に居住または勤務することが条件です

入学試験は作文や面接、書類審査が中心で、学科試験を行うところは少ない傾向があります。必要な書類を不備なくそろえることが重要です!

通信制高校は入学よりも卒業が難しい点に注意

ここまででご説明してきた通り、通信制高校の入学試験は決して難しいものではありません。書類をそろえることと面接や作文で自分の意志をしっかり示すことでおおよその方が入学できます。

ただ、難しいのは入学することよりも卒業することの方です。その理由をご説明します。

3つの条件を満たす必要があるから

通信制高校を卒業するには、次の条件をすべてクリアしないといけません。

  1. 3年以上在籍すること
  2. 必履修科目を含めた74単位を修得すること
  3. 特別活動に一定時間出席すること

この中で3年以上在籍するということは、それほど難しいことではありません。また3つ目の「特別活動」はホームルームや運動会、社会見学などの学校行事に参加することで満たすことができますし、回数も多くはないので問題なくクリアできるでしょう。

しかし、2つ目の「74単位を修得すること」が結構大変なす。

通信制高校の場合は自分の意志で単位を取得する必要があるので、「仕事や子育てで忙しい」「やる気が出ない」「友達から遊びに誘われた」などの理由で、なかなか継続できない人が多いのです。

通信制高校でやる気を持続させるコツ

そのため通信制高校では、とにかくやる気を持続させることが重要です。そのためのコツをご紹介しましょう。

  • 担当の先生とこまめに連絡や相談をして、途中でつまずかないようにする
  • 勉強する時間帯を決める
  • 卒業の時期を決めて、計画を立てる
  • スマホやタブレットを使ってすき間時間に勉強する
  • スクーリングは休まずに出席することでやる気を持続できる
  • 週に2~3日登校のコースを利用するのもオススメ

最初はやる気にあふれていても、次第に「今日は疲れたから明日やろう」と先延ばしになりがちです。

そうならないように計画性を持って取り組むことが重要です。ただ、それでも人は流されやすいものなので、先生とこまめに連絡を取り合って進み具合を報告するようにしましょう。

忙しい人はスマホやタブレット端末を使って、ネット学習をする方法があります。通勤や休み時間などを活用して学習を進めましょう。

通信制高校の入学条件や入試の難易度まとめ

通信制高校の入学条件や入試は決して難しくありません。

しかし入学した後に「自分ひとりではやる気が持続できない」「友達と一緒に勉強したい」となってしまう人は多いです。

そのため、私立の通信制高校では週に2日から5日通学するコースを設けているところがあります。

クラスは少人数制なので過去に不登校を経験した人でも安心して学べるように配慮されていますし、友達と一緒に学ぶことで、「自分も頑張ろう」という意欲が出てくるのでおススメです。

通信制高校の学習スタイルをチェック

通信制高校は自宅学習だけでなく、通学コースや集中スクーリング、個人指導などさまざまなサポートがあります。
各学校の特徴をよく比較して自分に合うところを選ぶことが大切です。

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