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高卒認定試験は科目数は多いですが難易度はさほど高くありません

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高卒認定試験の難易度や合格率|問題は難しい?簡単?

試験
通信制高校は自宅で学習しながら高校卒業を目指す方法ですが、それ以外にも「高卒認定試験」に合格することで、大学受験などが可能になる方法があります。

このページでは高卒認定試験の内容や難易度、合格率などについてご紹介します。

高卒認定試験の合格率

90%以上の方が合格している

文部科学省では高卒認定試験の受験者数と合格者数を発表しています。それによると平成30年度第1回高卒認定試験(平成30年8月2日・3日)の受験者数は10,815人でした。

そして、その内1以上の科目に合格して認定試験を合格した人は9,779人います。つまり合格率は約90%になります。

高卒認定試験は科目を分けて受験するのがコツ

高卒認定試験は1科目の難易度はそれほど高くはないのですが、受験科目が多いことと範囲が広いために一度に全科目の合格が難しいのが特徴です。

年に2回実施されますので、科目を分けて受けてみましょう。着実に1科目ずつ合格できるように勉強を進めるといいでしょう。

もちろん一定の点数に届かない場合は不合格になりますが、入試のように定員が決まっているわけではないため、いわゆる「落とすための試験」ではありません。合格点にさえ到達すれば合格です。

高卒認定試験を受けるべき人

  • 高校に通うお金(授業料や交通費など)がない人
  • 高校に通う時間がない人
  • 不登校やひきこもりで高校の集団生活になじめない人
  • 高校を中退したが、大学には進学したい人
  • 就職で有利になりたい人

こういった人にとっては高卒認定試験を受ける意義はあると言えるでしょう。

高卒認定試験の難易度

試験は決して難しくない

高卒認定試験は全科目(複数に分けて受験した人を含む)の合格率は約40%ですが、1以上の科目で見るとその合格率は90%となっていて、決して難易度が高いわけではありません。

しかし、前述した通り出題の範囲が広いので、合格するにはそれなりの努力が必要です。

1科目毎に40~50/100点が合格ライン

基本的に高卒認定試験は100点満点中、40~50点合格ラインです。

受験する8~10の科目でこの点数を超えていれば晴れて合格して資格を獲得することができます。

こう書くと、10科目全てで40点以上なんて難易度が高いという印象を受けるかもしれません。

しかし一度合格した科目に関しては次回以降は免除となるのに加え、英検や実用数学技能検定を取得していると級に応じて該当科目が免除となります。

そのため一度で全てに合格しようとせず、年2回あるのを活かして4~5科目づつ集中して受験すると良いでしょう。

高卒認定試験の過去の問題内容を紹介

高卒認定試験は6教科14科目の中からいくつかを選択して受験します。詳しくは以下のページで解説しています。

内容は年によって変更がある可能性があります。必ず受ける前に確認してください。

1日目 2日目
午前1 物理基礎 倫理
午前2 現代社会
または
政治・経済
日本史(A・B)
地理(A・B)
のいずれか1科目
午後1 国語 世界史(A・B)いずれか1科目
午後2 英語 生物基礎
午後3 数学 地学基礎
午後4 科学と人間生活 化学基礎

高卒認定試験は2日間に分けて実施されます。

平成30年度の場合は次のような内容になっています。なお、各科目の試験時間(解答する時間)は50分です。昼食の休憩をはさんで午前2時間、午後4時間にかけて実施されます。

高卒認定試験の問題例

試験は4つまたは5つの答えから1つを選ぶマークシート方式です。記述式ではないため、少し気が楽になるかも知れません。

ただ試験の範囲が広いために勉強に苦労する人が多いです。過去の試験問題をいくつかご紹介しましょう。

高卒認定試験【国語】の出題例

国語では文章を読んで答える問題が中心です。他にも古文・漢文やことわざなどの問題もあります。

  • 漢字の読み:「野外」「情緒」「叫び」などの正しい読みを5つの答えから選択する
  • 「キオク」の「オク」、「ハンシャ」の「シャ」など問題文の中にあるカナに当たる漢字を5つの答えから選択する
  • 文章を読んで問いに答えるもの(いずれも回答例の中から選択します)
  • 漢文
  • ことわざ

一見難しく思えるかも知れませんが、問題文を落ち着いて読めばある程度は解けるものです。

高卒認定試験【社会(世界史、日本史など)】の問題例

社会には「現代社会」「政治・経済」「日本史(A・B)」「世界史(A・B)」「地理(A・B)」「倫理」があります。この中から必要な科目を選択して受験します。
いくつかの問題例をご紹介します。

世界史Aでは、下記のような問題が出題されます。

  • 日本と中国の交流についての問い
  • インダス文明の写真はどれかを選ぶ問い
  • 万里の長城の説明で正しいのはどれかを答える

日本史Aの問題例は下記の通りです。

  • ペリー来航に関する問い
  • 明治維新に関する問い

地理Aでは次のような問題が出題されています。

  • 地図投影法に関する問い
  • 時差に関する問い
  • 気候に関する問い

こちらは現代社会の問題例です。

  • 日本国憲法で保障されている基本的人権に関しての問い
  • 遺伝子操作に関する問い

高卒認定試験【数学】の問題例

数学は主に高校の数学Ⅰの範囲から出題されます。問題例としては、下記のものがあります。

  • 因数分解や不等式に関する問い
  • 二次関数に関する問い

高卒認定試験【英語】の問題例

英語では、下記のような問題が出題されています。

  • 発音に関する問い
  • 会話文の穴埋めをする問い
  • 語句の並び替え

高卒認定試験は過去の問題を利用しよう

ここでご紹介した問題はほんの一部です。もちろん同じ問題が出題されることはなく、毎回異なります。ただ、過去の問題を解くことで、どの程度の難易度の問題が出るのかを知ることができます。

文部科学省のホームページでは過去の問題と回答を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

詳しくは文部科学省 高卒認定試験 過去実施問題のページをご覧ください。

高卒認定試験の範囲

さて、気になる試験の範囲ですが、こちらも文部科学省のホームページに記載されています。

平成30年度の場合は、各科目ともに「平成25年4月以降の高等学校入学者が使用している教科書」の中から出題されます。

例えば、国語の場合は「国語総合」の平成25年4月以降入学者が使用する教科書ということになります。(古文・漢文を含みます。)他の科目も同じです。

一度高校に進学したけれど中退したという人は、手元に教科書があればそれを使って勉強するといいでしょう。

また、高校に進学したことがないという人は、書店などで高校教科書に対応している参考書や問題集を使うと効果的です。

高卒認定試験に関するデメリット・注意点

試験に合格しても学歴は中卒のまま

さまざまな年代の人が高卒認定試験を受けて合格しています。しかし、高卒認定試験に合格しても、それだけでは「高校卒業資格」が得られません。

公務員などの就職試験の際に「高校卒業者と同程度の学力がある」とみなされますが、学歴は「高卒」にはならないので注意が必要です。

ただ、大学入試の受験資格は得られるので、高校で勉強しなくても「高卒認定試験→大学受験→大学卒業」をすれば学歴は「大卒」になります。

就職のために早くに高卒認定試験に合格したいという人や、高校は中退してしまったが大学に進学したいという人にとって高卒認定試験に合格するメリットは大きいと言えます。

そうでない場合は、きちんと高校で時間をかけて勉強し、内容を身につける方がいい場合もあります。

中卒の場合、高認に合格するのはかなり苦労する」

文部科学省のデータによると、高卒認定試験合格者の最終学歴は下記のようになっています。

(平成30年度第1回試験の結果)

最終学歴 人数 割合
中学校卒 436人 9.6%
高校中退 2,760人 61.0%
全日制高校在学 573人 12.7%
定時制・通信制高校在学 412人 9.1%
高専中退 112人 2.5%
その他 233人 5.1%

このように高認を受ける人は高校中退者がもっとも多く、中卒で高認試験を受ける人の割当はかなり低いことが分かります。

そして、中卒の人の高認試験の合格率は10%に届いていないのです。一度も勉強したことのない高校の教科書の範囲を独学で勉強するのはかなり困難なためでしょう。

高校中退でなく中卒で高認に合格するにはかなりの苦労と努力をする必要があります。

年に2回しかない試験に落ち続ける方も多く、高卒認定試験に合格するよりも通信制高校や定時制高校に通ったほうが早かった、楽だったというケースも少なくありません。

通信制高校であれば週1~年に数回の登校で高認でなく高卒資格を得られるので、最終学歴が高卒になるのも大きな差です。

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高卒認定試験の合格者の年齢

参考までに高卒認定試験の合格者の年齢をご紹介しておきます。
(平成30年度第1回試験の場合)

  • 16歳~18歳……2,147人(47.3%)
  • 19歳~20歳……924人(20.4%)
  • 21歳~25歳……492人(10.9%)
  • 26歳~30歳……320人(7.1%)
  • 31歳~40歳……472人(10.4%)
  • 41歳~50歳……132人(2.9%)
  • 51歳~60歳……36人(0.8%)
  • 61歳以上……7人(0.2%)

全科目合格者の平均年齢は22.2歳、最高年齢は77歳ということです。

その他のデメリット

高卒認定試験にはデメリットもあります。

  • 高卒認定試験は年に2回だけなので、何回かに分けると全科目合格までに時間がかかる
  • 試験に何度か落ちるとお金がかかる上、通信制高校の卒業以上の時間がかかる
  • 独学では壁に当たるのでなかなか合格できない
  • 高校生活の経験がないので社会に出てから話題が合わない

気持ちばかりが先走って高卒認定試験を受けても、後で後悔するということのないようによく考えましょう。

高卒認定試験よりも通信制高校で高校卒業を目指す方が利点が多い

高校卒業の資格を得るには、通信制高校を利用するという方法もあります。

全日制高校はほとんどが中学校からそのまま進学する「現役生」ですが、通信制高校はさまざまな年齢の人が学んでおり、なによりも卒業すると最終学歴が「高卒」になります。

単位は自宅学習が中心ですが、スクーリングで登校することもありますし、通学コースのある学校もあります。さまざまな学校行事もあるので、高校生活を楽しみながら着実に高校が卒業できます。

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通信制高校は学習面でのサポートも充実

もちろん学習面でわからないことがあればすぐに先生に質問できますし、進路の相談もできます。

高卒認定試験に合格しても大学を卒業しないと中卒の学歴になることを考えると、楽しみながら勉強してきちんと高卒になる通信制高校の方がメリットが多いです。

もし高卒認定試験の受験を検討している人がいれば、その目的をよく考えてみましょう。そしてそのの方法として通信制高校を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

高卒認定試験の難易度や合格率まとめ

高卒認定試験の難易度は意外と低く、例年では9割以上の人が合格しています。

ただ高卒認定試験を合格しても高卒にはならないため、場合によっては卒業すれば最終学歴を高卒にできる通信制高校に通ったほうがいいケースもあります。

通信制高校は年に1~2回通うだけで卒業できる上に、9割以上の方が卒業しているので働きながら学歴を高卒にしたいような方にもおすすめです。

申し込みに必要な資料請求は無料ですので、まずは以下から資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

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