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通信制高校にも公立と私立があります。もっとも大きな違いは学費です

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公立通信制高校の学校数、生徒数の推移!今は私立通信制高校とどっちが主流?

高校

ひと口に「通信制高校」と言っても種類はさまざまです。特に公立と私立では授業料もコースも異なりますので、どちらを選べば良いか迷う人は多いでしょう。

そこで今回は公立通信制高校と私立通信制高校を、現在の学校数や生徒数の推移いからどちらを選ぶのが最適なのか紹介していこうと思います。

私立の通信制高校の数はここ十年で急増!

不登校や経済的な理由など、さまざまな事情で高校に通えないという人が多くいます。それでも高卒資格を取得して就職したいという人にとって、通信制高校は人気があります。

特に近年は私立の通信制高校の数が急激に増加しています。

たとえば平成11年には広域の私立通信制高校は14しか存在しなかったのですが、平成24年には80にまで数を増やしています。

反対に公立通信制高校の数はほぼ変化せず

一方で公立の通信制高校は平成11年び70校があったのですが、平成24年のデータでも全国に77箇所とほぼ増加していません。

とはいえ増えている分、以前は対応している公立通信制高校が存在しない地域でも通うことが可能になるなど、受け入れ体制は整っているようです。

公立と私立の通信制高校の数の推移

年度 公立校 私立(広域) 私立(狭域) 合計
平成11年 70 14 20 104
平成12年 69 21 23 113
平成13年 70 21 28 119
平成14年 68 29 31 128
平成15年 68 37 33 138
平成16年 70 44 38 152
平成17年 76 56 43 175
平成18年 76 63 46 185
平成19年 75 67 50 192
平成20年 72 75 50 197
平成21年 72 79 54 205
平成22年 73 79 57 209
平成23年 74 78 58 210
平成24年 77 80 60 217

平成11年は通信制高校は全国で104校しかなく、しかもその約67%が公立で、広域の通信制高校は全国でも14校しかありませんでした。

その後、少しずつ私立が増えていき、平成24年には私立の通信制高校が140校(広域が80校、狭域が60校)となり、通信制高校全体の約65%を占めるまでに増加しました。

以上のことから、現在は公立でなく私立の通信制高校が主流になっていると言えるでしょう。

公立と私立通信制高校のそれぞれの生徒数推移

日本に存在する全ての高校生324万人のうち、約215万人が全日制高校に、8.5万人が定時制高校に通っています。

そして通信制高校には約18.6万人が通っていると言われていますが下記の通り全体数はほぼ変わっていません。

公立と私立の通信制高校の生徒数推移

  • 平成27年:180,393人
  • 平成28年:181,031人
  • 平成29年:182,515人
  • 平成30年;186,502人
  • 平成31年(令和元年):197,770人

 

今は高校生の17人に1人が通信制高校に通っていますので、要するに昔は一箇所の通信制高校に集中していた生徒が、私立通信制高校の増加に伴い各地に分散しているという事でしょう。

生徒が分散すれば教師はそれだけ一人一人の生徒に専門的な教育を行うことができるので、通信制高校的にはメリットのある状況と言えるかもしれません。

では以下にそんな公立と私立通信制高校が持つそれぞれの特徴を紹介して行こうと思います。

公立と私立の通信制高校の特徴の違い

公立と私立の通信制高校の特徴には、次のような3つの大きな違いがあります。

  1. 費用
  2. サポート体制
  3. 選べる科目

それぞれを詳しく見ていきましょう。

公立と私立の通信制高校の費用の違い

通信制高校で学ぶための費用としては、単位ごとの受講料とテキスト代、レポートの郵送代、スクーリングに出席するための交通費などがあります。実習を伴う科目では別に材料費などがかかります。

また、学校によっては入学金が必要なところもあります。

入学金

公立 500円程度
私立 1万円~24万円と高額(0円のところもあります)

公立の場合はほとんどが500円程度ですが、私立では1万円~5万円、高いところでは24万円もかかるところがあります。

受講料

公立 1単位 330円~700円程度
私立 1単位 5000円~12000円

受講料は単位ごとにかかります。最低でも74単位を修得するので、1単位の受講料×74が必要になります。
公立の場合は1単位あたり330円~700円程度なので、74単位取得するには24,400円(1単位330円の場合)が必要になります。一方、私立は1単位あたり1万円前後するところが多いため、74単位取得するには授業料だけでも74万円が必要になります。

その他諸経費

公立 テキスト代など 1~2万円
私立 5万円~30万円

通信制高校では教材費として教科書代やテキスト代がかかります。
他にレポートの郵送代がかかりますが、通信制高校の場合は第四種郵便物の扱いとなるため100グラムまでは15円で済みます。

また、私立校の中には週5日登校するシステムを取っている学校があります。その場合は通学のための交通費がかかります(学割が利用できます)。制服や体操服を指定しているところもあるので、その分の費用も事前に調べておきましょう。

なお、学費を捻出するのが厳しいという方は就学支援金を利用する方法があります。支給金額は公立よりも私立のほうが高く、また、家庭の年間収入が低いほど高くなります。

詳しくは入学を希望する通信制高校に直接問い合わせるか、以下の記事をご覧下さい。就学支援金制度と共に公立と私立の学費の違いについて詳しく解説しています。

サポート体制の違い

通信制高校は基本的に自宅での学習が中心になります。単位ごとに学習を終えるとレポートを提出しますが、ときには難しくて学習が進まないということがあります。

そんなときにサポート体制が整っていると安心して学習できます。

公立の通信制高校はサポートが弱い傾向

通信制高校の学習には、本人の強い意志が必要です。公立校は特にその傾向が顕著で、本人の自主的な意欲に任せられている部分があります。

もちろんわからないところは質問すれば教えてもらえますが、中学校の授業についていけなかった人や中卒・高校中退から年数が経過して勉強を忘れてしまった人などには難しく思えるかも知れません。

私立の通信制高校はサポートが手厚い

その点、私立はそれぞれの理解度に応じたサポートをしてくれます。場合によっては小学校の内容にまで戻って教えてくれることもあります。逆に大学進学を目指す人には進学コースが設けられています。それぞれの目的や理解度に合わせたサポートがあるのが私立の魅力だといえます。

また、不登校や対人関係での悩みなど精神的な面でのサポートも、カウンセラーを常駐させるなど私立校の方が充実しています。

公立と私立の通信制高校の科目の違い

公立校は必修科目を中心に全日制高校と同じような科目を学習する普通科がほとんどです。

一方、私立では必修科目に加えて芸能・芸術・アート・声優・美容・調理・介護・スポーツなどさまざまなコースが設けられています。科目のバラエティも豊富なので楽しく学ぶことができます。

提携している専門学校に入学しやすいとか、就職に役立つ資格が取れるなども私立校のメリットだといえます。

私立の通信制高校の多彩なコース

私立の通信制高校のコースをいくつかご紹介します。

コース 内容
大学進学コース ・志望校に合わせた受験科目を重点的に学習
・小論文や面接の指導
・難関校合格のために予備校と連携
美容師コース ・美容師の国家資格合格を目指す
調理師コース ・調理師やパティシエ、パン職人などを目指す
美容コース ・志望校に合わせた受験科目を重点的に学習
・小論文や面接の指導
・難関校合格のために予備校と連携
芸能コース ・俳優・女優、ミュージカル、タレント、
ダンス、作詞・作曲、アイドルなど
さまざまなコースがある
マンガ・アニメコース ・マンガ家、イラストレーターを目指す人のコース
・アニメ制作
・ゲーム制作
・アニメの声優コース
など
スポーツコース ・スポーツトレーナーを養成

私立の通信制高校は通学も可能

上記のように私立の通信制高校にはさまざまなコースがあるため、形は通信制でも通学日数が多くなります。

とは言っても、通学は全日制のように毎日朝から5時間目までビッシリ授業ということはなく、下記のように自由に選べるスタイルになっているところが多いようです。

  • 週に2日だけ通学
  • 半日だけ通学
  • 午前中は自宅学習で、午後は実習のために通学

他にもさまざまなスタイルがあるので、自分の学びたいスタイルを探してみましょう。

私立の通信制高校は部活動や修学旅行も充実

一般的に公立の通信制高校では単位ごとにスクーリングに出席しますが、それ以外はほとんど登校することがありません。

そのため、部活動なども積極的に行われていません。

一方、私立の通信制高校は上でも書いたように週に何度も通学できるところがあります。そういった学校では部活動も行っているので、全日制の高校と変わらない高校生ライフが楽しめます。

また、修学旅行を実施している学校もあります。高校生らしい思い出が残せますね。

私立の通信制高校は学費は高いがメリットが多い!

私立の通信制高校は公立と比較すると学費が高いという特徴があります。
一方で次のようなメリットもあります。

  • ユニークな学科やコースがある
  • 就職に役立つ資格が取得できる
  • サポートが手厚い
  • 高校生ライフを楽しめる

私立の通信制高校は学費が高いのが難点ですが、「高等学校等就学支援金制度」の利用で学費を抑えることができます。

以下から無料で資料請求することができますので、気になる学校に問い合わせてみましょう。

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