サポート校の5つのメリット・デメリットまとめ|通うべき?

通信制高校は自分で教科書を見ながら勉強し、レポートを提出しなければならないので、モチベーションを保つのが難しいと感じる人もいます。
そこで役立つのがサポート校の存在です。このページでは、サポート校のメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
通信制サポート校とは
サポート校とは、通信制高校の生徒や高卒認定試験の合格を目指す人の学習や生活を支える、民間の教育施設のことをいいます。技能連携校とは別のものです。
学校教育法で定められた学校ではなく、いわゆる学習塾に近い位置づけです。
通信制高校サポート校のメリット
- 生徒一人ひとりをサポートしてくれる
- 苦手な科目を克服できる
- 不登校生徒への手厚いフォローがある
- さまざまなコースで専門知識を学べる
- 卒業までモチベーションを保ちやすい
生徒一人ひとりをサポートしてくれる
個別指導や少人数制をとるサポート校があります。
全日制高校のように大人数のクラスではないので、生徒一人ひとりに目が届きやすいのがメリットです。
学習塾のクラスをイメージするとわかりやすいかもしれません。塾の規模にもよりますが、基本的には一人ひとりを丁寧に見て指導をしています。
通信制サポート校でも、個人の学習の進み具合に合わせて指導してくれるところがあります。
また、通信制高校の学習は自宅で進めることが多いため、先生と身近に関わる機会が少なく、学習や生活、進路について相談しにくいことがあります。
分からない部分があっても聞けずそのままにしてしまう場合がありますが、通信制サポート校の中には、すぐに先生に相談できるよう、タブレットを使っていつでも質問できる仕組みや、マンツーマン・少人数のオンライン授業などに対応しているところもあります。
苦手な科目を克服できる
通信制サポート校は学習塾と同じ役割を持っています。
個別指導や少人数制のサポート校なら、通信制高校のレポート作成などで分からない科目や、小中学校の授業でつまずいて苦手意識がある科目を指導してもらえます。
特に過去の学習でつまずいてしまうと、いくら高校の教科書を見てもなかなか理解できません。そのため、どこでつまずいたのかを見極めて、そこから学習をやり直すことが大切です。
自分ではそれが難しいこともありますが、中学校の復習を含めて苦手科目のサポートをしてくれるサポート校もあります。
その結果、苦手科目を克服しながら、単位の修得を進めやすくなります。
不登校生徒への手厚いフォローがある
登校日数はサポート校によって違い、週5日通うところから、週1日やオンライン中心のところまであります。
そのため、不登校を経験した生徒やひきこもり傾向の生徒も、無理をせず自分のペースで通いやすくなります。
また、今は不登校だけど本当は登校したいという生徒には、希望に合わせて少しずつ登校日数を増やすなど、通学できるように環境を整えてくれるところもあります。
中には生徒の自宅まで出向いて授業をしてくれるサポート校もあります。家庭教師のようなイメージですね。
また、保護者の相談に応じているサポート校や、カウンセラーがいるサポート校もあるので、心配なことがあれば相談してみましょう。
フォローの内容
- レポート作成フォロー
- 個人に合わせた勉強フォロー
- スクーリングのフォロー
- 希望大学への進学フォロー
- カウンセリングなどメンタル面のフォロー
こちらが主なフォローの例です。内容はサポート校によって違うので、気になる学校があればまずは無料の資料請求をしてみましょう。
通信制高校選びに迷ったら

さまざまなコースで専門知識を学べる
通信制サポート校の中には、学習支援だけでなく、専門知識や技術を学んだり、自分の好きなことができたりするコースを置くところもあります。以下は一例です。
- 進学コース
- 芸術コース
- スポーツコース
- アートコース
- 芸能コース
- ゲーム(eスポーツ)コース
- プログラミングコース
- 声優・俳優コース
このようなコースのあるサポート校なら、自分の興味に合わせた勉強ができます。
また、学校によっては、美容師・調理師の養成施設と連携して資格取得を目指せたり、介護職員初任者研修を修了できたりします。提携先への就職の実績を公表している学校もあるので、資料で確かめましょう。
卒業までモチベーションを保ちやすい
通信制高校は自宅での学習が中心のため、人によっては途中でモチベーションを保てなくなり、なかなか卒業までたどり着けない人もいます。
文部科学省の調査(令和7年度)では、令和7年5月1日時点で4年以上在籍している生徒の割合は、通信制高校全体で6.8%、公立で25.6%、私立で1.9%でした(令和4年度以降に開校した学校を除く)。
出典:文部科学省『令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果について』
サポート校では、個別授業やカリキュラムの作成、レポートの補佐などを先生が行ってくれるので、卒業までモチベーションを保ちやすくなります。
1人だとついサボってしまう、モチベーションが保てないという方には、サポート校が支えになります。
通信制サポート校のデメリット
通信制サポート校はメリットばかりではなく、次のようなデメリットがあります。
- サポート校だけでは高卒資格が得られない
- 自分には合わない場合がある
- 通信制高校とは別に費用がかかる
- そもそも利用する必要がない場合もある
サポート校だけでは高卒資格が得られない
サポート校は、全日制高校や通信制高校のような学校教育法で定められた学校ではなく、立ち位置としては塾に近いものです。
そのため、サポート校のみでは高校卒業資格を得ることはできません。
高校卒業の資格は、提携する通信制高校に入学し、単位を修得して卒業することで得られます。サポート校は、その通信制高校の学習を支える役割です。
この辺りは必ず入学する前に無料で請求できる資料などで、各学校の仕組みを確認しておきましょう。
通信制高校選びに迷ったら

自分には合わない場合がある
これはサポート校に限らず学習塾でも同じですが、「同級生の〇さんや△さんが行っているから」とか「世間の評価(ネットの口コミなど)がよかったから」という理由でサポート校を選んでも、自分には合わない場合があります。
学校の特色と自分の目的が合わないこともあれば、学校は気に入ってもサポート校の先生と合わないこともあります。
こればっかりは実際に足を運んでみなくては分からないので、事前に見学や体験授業などをして、雰囲気をよく確かめるようにしましょう。
通信制高校と別に費用がかかる
サポート校はあくまでも塾のようなものなので、通信制高校とは別に学費がかかります。
全日制高校の生徒が学校と別に学習塾や予備校に通う場合、別途費用がかかるのと一緒です。
費用は各サポート校や、週1通学、週5通学といった選択したコースによって大きく異なります。事前によく確認するようにしましょう。
また、サポート校の費用は就学支援金の対象外です。提携する通信制高校の授業料は就学支援金の対象です(入学金・施設費などは対象外)。
学費の支援制度(奨学金・給付金)については、詳しくは以下の記事をご覧ください。
そもそも利用する必要がない場合もある
自分で計画を立ててレポートの提出や単位の修得を進められる人なら、サポート校に通わなくても卒業はできます。
私立の通信制高校には、学習やレポートの支援を授業料の中で行っている学校もあります。
サポート校なしでも、自分で勉強を進めて、スケジュールどおりにレポートの提出と単位の修得ができる方なら、サポート校の費用が見合うかどうかをよく考えましょう。
意思が弱い、勉強に不安がある方はサポート校を利用するのもあり
逆にサポート校の利用を検討するべきなのは、自宅学習だと集中できない。つい漫画を読んだりゲームをやってしまう。通信制高校に通ってるけど勉強に身が入らず単位が取れない、といった方です。
上記に当てはまる、あるいは当てはまりそうな方は、サポート校を利用しないと、3年で卒業できないおそれもあります。
人には向き不向きがあるので、誰かの指導がないと勉強が進まないという方には、サポート校が支えになります。
通信制高校選びに迷ったら

とはいえ決して安い費用ではないので、「そもそも入る必要があるのか」「学費に見合った効果があるのか」といったポイントと、興味のあるサポート校の指導内容、サポート内容をよく確認しておきましょう。
そのためには、複数の通信制高校に資料請求したり、学校説明会に参加したりすることをおすすめします。
通信制高校のサポート校のメリット・デメリットまとめ
サポート校は通信制高校で学ぶ人が苦手科目の克服や学習の相談などのために利用する学習塾のような存在です。
少人数制のクラスや個別指導のほか、不登校やひきこもりの生徒のフォローなどを行っているところもあります。
ただ、通信制高校とは別に費用がかかりますしサポート校によって指導内容も異なるため、気になる学校は事前に無料の資料請求をして内容をよく確認しておきましょう。
なお、通信制高校はサポート校を利用しなくても卒業できます。まずは自分に合う通信制高校を選んで、必要に応じてサポート校を活用するのもおすすめです。