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通信制高校の10のメリットと、自己管理やサポート校の費用など入学前に知っておきたいデメリット

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通信制高校に通う10のメリットとデメリット|入学前に知るべき現実を紹介

メリットだけじゃない通信制高校の現実とは

通信制高校への入学や転入(転校)を考えている方のために、通信制高校のメリット・デメリットを紹介します。

通信制高校には全日制高校にはないさまざまな魅力がありますが、現実として全日制高校にないデメリットもあることも知っておきましょう。

通信制高校に通う10のメリット

授業料など費用が安い

通信制高校の最大のメリットは、やはり全日制高校と比べて学費が安いので無理なく通える点でしょう。

特に公立の通信制高校の授業料は安く、例えば東京都立の通信制高校は1単位336円で、卒業に必要な74単位でも2万5千円ほどです。授業料が1単位336円以下の公立の学校では、就学支援金で授業料の負担がなくなります。

出典:東京都教育委員会『令和9年度東京都立高等学校定時制課程通信制課程入学案内』

私立であっても、世帯年収にかかわらず「就学支援金」が支給されるので、授業料がすべて無料になるケースもあります。

※入学金、教科書代などは別途発生することがあります。

なお私立の学費は学校によって異なりますが、当サイト掲載校のうち2027年度の学費を公表している5校では、年間の学費(就学支援金を差し引く前)はおよそ30万~42万円です。公立よりも高額ですが、学習やメンタル面のサポートに力を入れている学校が多くあります。
※私立は、当サイト掲載校のうち2027年度の学費(就学支援金を差し引く前)を公表している5校の範囲です。授業料を25単位に換算し、入学金など入学時だけの費用を除いた、基本コースの1年次の金額です。教科書代などの別途費用は含みません。2026年9月時点で各校の公式サイトに掲載されている2027年度の学費から、編集部が計算しました。

とはいえ、私立の通信制高校の授業料も就学支援金の対象です。2026年度から就学支援金の所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず支援を受けられるようになりました。私立の通信制高校の場合、授業料が単位制なら1単位あたり13,668円(年間30単位まで)、定額制なら月額28,100円(年額337,200円)が支給の上限です。

入学金や施設費などは対象外ですが、授業料の自己負担額はかなり抑えられるでしょう。

学費だけじゃなくカリキュラムもチェック!

通信制高校はどこも同じような授業を行う全日制と違い、学校によってカリキュラムも大きく違います。通信制高校を選ぶ際には学費だけでなく、カリキュラムの内容もチェックしましょう。

特に私立はさまざまなコースを設けていて、単位修得以外の授業にも力を入れています。

私立通信制高校の主なコース

  1. メイク・美容コース
  2. ファッションコース
  3. ネイルコース
  4. 声優・タレントコース
  5. 歌手コース
  6. 漫画・イラストコース
  7. アニメコース
  8. eスポーツコース
  9. プログラミングコース
  10. デザイン・芸術コース
  11. 大学進学コース

上記のように私立の通信制高校では就職や将来に役立つスキルを身につけたり、趣味に関する勉強ができます。

また、大学進学コースを設けている学校もあります。令和7年度の学校基本調査では、通信制高校の卒業者の大学等進学率は28.6%でした。

出典:文部科学省『学校基本調査』(令和7年度)

仕事と勉強を両立できる

バイト中

通信制高校はスクーリングの日以外は時間の自由がきくので、アルバイトやパート、正社員をしながら働くことが可能です。

そのため、自分で通信制高校の学費を稼いだり、将来のために大学の学費を貯めている学生もいます。

全日制高校や定時制高校に通いながら働くのは大変ですが、通信制は自宅学習が中心なので無理なく両立することができます。

  1. 働きながら高校卒業資格を取りたい
  2. 親元が嫌なので寮に入り自分で学費を稼いで高校卒業したい
  3. 高校に通いながらバイトやパートをしたい

上記の方にとっては通信制高校は最高の学校と言えるでしょう。

時間や場所に縛られず自分のペースで勉強できる

全日制高校は月曜日から金曜日まで毎日登校して授業を受けますが、通信制高校は年に数回、または月に1回などのスクーリングや特別活動に出席し、レポートと試験に取り組めば、あとは自分の好きなペースで勉強できます。

そのため、次のような事情がある人でも時間や場所に縛られずに高校卒業が目指せます。

  • 高校を中退したが、もう一度勉強したい
  • 経済的な事情で働かなければいけないが、高校は卒業したい
  • スポーツや芸能活動に時間を使いたいので全日制高校に通うのは難しい
  • 不登校になって学校に行くのがつらいが、高校は卒業したい

実際に有名なスポーツ選手や不登校で悩んでいた人も、通信制高校に入って自宅や空いた時間に学習して高校卒業しています。

制服の着用を求めない学校も多く、音楽を聴いたり飲み物を飲みながらリラックスして学習できるのが魅力です。

また、「自分は早朝の勉強がはかどる」という人は、朝6時から2時間勉強をしてから朝食をとり、深夜にやる気が出る人は夜から勉強を始めるなど、自分の生活スタイルに合った学習ができます。

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キャンパスライフが楽しめる

勉強スタイル

「通信制高校は登校する日数が少ないから全日制高校のように学校生活を楽しめない」と思っている人が多いかも知れません。

しかし、学校によっては任意で登校日数を増やせますし、午前中・午後だけ登校することもできます。

そのため、希望をすれば友達を作り、楽しいキャンパスライフを送ることも可能です。

また、前述した通り私立の通信制高校はユニークな授業やコースを設けているところが多くあり、同じ趣味や夢を持つ仲間と出会うことができます。

例えばeスポーツのコース授業に参加すれば、同じゲームが好きな仲間と出会い、楽しいキャンパスライフを送ることができるでしょう。

学校行事が卒業に必要な「特別活動」になる学校も

また、学校によっては、文化祭や芸術鑑賞、体育祭といった学校行事に参加すると、卒業に必要な「特別活動」として認められます。

通信制高校を卒業するには、ホームルーム活動などの特別活動に、卒業までに30単位時間以上参加する必要がありますが、文化祭などを楽しみながら参加できるのは大きなメリットです。

校外学習(体験学習やボランティア活動)なども、特別活動として認める学校があります。この辺りは事前に確認しておきましょう。

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人間関係のわずらわしさがない

通信制高校は通学コースを選ばなければ、月に1回、年に数回程度のスクーリング以外は誰とも顔を合わせることがありません。

全日制高校では苦手な先生やクラスメイトと毎日嫌でも顔を合わせなければいけません。それが精神的に負担だった方は多いと思いますが、通信制高校は通学が少ないので人間関係のストレスから解放されます。

また、少人数のクラスや個人指導を取り入れている学校もあります。

そのため、対人面で不安がある人でもリラックスして登校できるので、中学校や全日制高校では通学が嫌だった方でも、通信制高校では友達ができて学校生活が充実したという方もいます。

様々な事情の方に対応している

通信制高校は過去にいじめや不登校を経験している、16歳の時に経済的な事情で高校に通えなかった、持病や障害があるという方もいれば、芸能活動に力を入れたい、スポーツでプロを目指したいけど、全日制高校に毎日通う暇はないという方も多いです。

このような様々な事情を抱えている方がたくさんいるので、まず大前提として学校や先生側が、特殊な事情を抱えた生徒を受け入れる土台が整っています。

通信制高校にはさまざまな事情を抱えた生徒がいるので、孤立しにくい環境です。

私立の通信制高校には、登校日数を個人の希望に合わせて調整したり、レポートやテストをインターネットで提出できたりする学校もあります。また、令和7年度の調査では、通信制高校の84.5%(323校中273校)が、スクールカウンセラーに相談できる体制を整えています。

出典:文部科学省『令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果について』

何らかの事情を抱えた方であっても、通信制高校であればサポートする体制が整っています。特に私立は公立以上にサポートに力を入れている学校が多いです。

夢を叶えるための環境が整っている

前述した通り通信制高校は登校する日数が少なく、授業も自宅学習が中心ですので、全日制高校に通いながらでは難しいサッカーやテニス、スケートなどのプロ選手を目指したり、イラストレーターやeスポーツ選手などを目指すことができます。

また、海外留学に対応していたり、美容学校や調理師学校と連携して、在学中から美容師や調理師をめざす勉強ができたりする学校もあります。

今はやりたいことがわからなくても大丈夫!

通信制高校に入っても、特に夢も目標もないという方も多いかと思います。

現代はさまざまな価値観があり、それだけ選択肢もたくさんありますので入学時に何も決まっていなくても心配はありません。

また、若い内は途中でやりたいことが変わるのもよくあることです。とりあえずは高校卒業を目指しましょう。

その過程でさまざまな体験や経験をして、もしやりたいことが見つかったら途中でそのコースに切り替える、なんてことをしても大丈夫なのが通信制高校です。

また、通信制高校には幅広い年代の生徒がいますので、スクーリングに出席したときに勇気を出して相談してみると新しい価値観を知ることができるでしょう。

途中でコース変更が可能

通信制高校によっては、途中でコース変更が可能です。例えば「1年目に美容系のコースに入ったけれど自分には合わなかった」という人は、次の年度はスポーツや音楽、ペットなどの異なるコースに進むことができます。

また、最初は在宅コースにしていたけど、途中でやっぱり通学したくなった場合も途中で週1日から通う通学コースに変更することが可能です。

全日制と違い、生徒個人の希望に合わせて柔軟な対応をしてくれるのが通信制高校です。ただこの辺りは学校によって「いつでも可能」「月に1回可能」「1年に1回可能」など異なるので、無料の資料請求をして事前に確認しておいてください。

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サポート校を活用することでより充実した高校生活を楽しめる

通信制高校は全日制高校と比較すると登校日数がかなり少ないです。基本が自宅での勉強になるので、学習の進み具合に不安を感じたり、人によってはなかなか勉強に集中できず、単位を取得できないなんてこともあります。

また、自宅学習のコースを選んだものの、高校生らしい学校生活を体験できないことに後悔を感じる人もいます。

そんな時はサポート校を併用する方法があります。サポート校は通信制高校の卒業をサポートする塾のようなもので、登校の日数は週1日から週5日までサポート校によって違い、勉強以外にもさまざまなコースを学ぶことができます。

分類としては学校でなく民間教育機関で、トライ式高等学院のように、大手の塾や予備校が運営するサポート校もあります。サポート校の費用は就学支援金の対象外です。

単位制だから留年がない

全日制高校の場合は1年ごとに留年があるため、つまずいて卒業に3年以上かかってしまう生徒もいます。

その点、通信制高校の多くは単位制なので学年という概念そのものがありません。つまり留年の心配もないということです。

卒業するには、3年以上在籍して74単位以上を修得する必要があります。もちろん前の学校で取得していた単位があれば、引き継ぐことができます。

また、「全日制高校で不登校になり通信制高校に転入したけど、勉強をする気になれない」という方でも、次の年度から単位を取り直していけば、卒業をめざせます。

転入・編入なら修得した単位の引き継ぎが可能

通信制高校を卒業するには3年以上かけて74単位を修得しなければなりませんが、すでに修得している分は免除されるので残りの単位を修得すれば卒業が可能になります。

例えば前の全日制高校で1年かけて30単位修得している人は、残りの44単位を2年で修得すれば卒業ができます。

通信制高校の入学前に知るべきデメリット・現実

このようにメリットが非常に多い通信制高校ですが、良いことばかりではありません。デメリットも存在しているのが現実です。

メリットだけでなく、デメリットも理解した上で入学するのが大切ですので以下の4点をご覧ください。

  1. 自分でスケジュール管理する必要がある
  2. 仲間が作りにくいことがある
  3. サポート校の学費は高額
  4. 転入で単位が引き継げないケースもある

それぞれを詳しく見てみましょう。

自分でスケジュール管理する必要がある

全日制高校であれば学校が時間割を立ててくれるので、それに沿って授業や定期試験を受けるだけで卒業に必要な単位が修得できます。

しかし、通信制高校は自宅学習が中心なので自分で勉強の進め方を考える必要があります。

卒業するには必要な単位を修得すれば良いだけなのですが、これは意外と大変で途中でつまずく方もいます。

例えば「この課題は今日中にやろう」と思っても、学校と違い監視してくれる先生もクラスメイトもいないので、なんとなく気分が乗らないという理由でサボれてしまうのです。

1日や2日なら休んでも構いませんが、人間は楽な方に流されてしまうものです。強い意志がなければ一向に勉強が進まず、実際卒業に3年以上かかってしまう方もいます。令和7年5月の時点で、通信制高校に4年以上在籍している生徒は6.8%でした(令和7年度の実態調査)。

ここで役立つのがサポート校なのですが、後述する理由から利用には注意も必要です。

通信制高校の卒業までの流れ

通信制高校を卒業するまでの道のりを確認しておきましょう。以下は東京都立の通信制高校の例です。

  1. 入学
  2. 自宅で学習
  3. 報告課題(レポート)を提出
  4. スクーリング(面接指導)を行う
  5. 単位認定試験を受ける
  6. 単位を取得
  7. 1~6を繰り返して卒業

上記の流れで74単位以上を修得し、3年以上在籍すると卒業できます。基本的には1年ごとに受講する科目や修得する単位を決め、目標に沿って学習を進めていきます。

また、卒業するには、卒業までに30単位時間以上の特別活動に参加する必要があります。体育祭や文化祭などの学校行事が特別活動として認められる学校もあります。

出典:東京都教育委員会『令和9年度東京都立高等学校定時制課程通信制課程入学案内』、文部科学省『通信制高校に関する関係法令等(抜粋)』(高等学校学習指導要領 第1章 総則)

仲間が作りにくいことがある

通信制高校によってはスクーリング、つまり登校する日がほとんどありません。

そのためクラスメイトというものが存在せず、ひとりで自宅で勉強を進めることになります。

全日制の学校のように毎日顔を合わせる友だちはできにくく、部活動もスクーリングの日などに限られます。通学コースは除きます。

とはいえ、これは友達が不要という方であればむしろメリットとなるでしょう。

イベントに参加すれば友達を作ることは可能

スクーリングで友達を作るのは難しくても、校内のイベントに参加することで友達は作れます。

通信制高校の中には体育祭や文化祭・スキー教室などの親睦イベントを行うところもあり、そこで友達ができる方もいます。

こうしたイベントには、友達を作りたくて参加する生徒もいます。皆で協力し合って何かをする場は非常に友達を作りやすい環境なので、友達が欲しい方はぜひ参加してみると良いでしょう。

逆に人間関係がわずらわしいなら、イベントへの参加は必要最小限にして卒業するという選択肢もあります。友達と関わりたい人も、関わりたくない人も自分らしく過ごせるのが通信制高校なのです。

サポート校は学費が高額かつ人によってはいらない

先程はサポート校のメリットを紹介しましたが、実はサポート校にはデメリットもあります。

まず学費が非常に高額な点です。通信制高校の学費とは別に、サポート校の費用がかかります。費用はサポート校やコースによって大きく異なるので、事前に確かめましょう。

しかもサポート校は通信制高校と違い、国に認可された教育機関でなく塾のようなものですので、就学支援金制度の活用ができません。

また、サポート校は通信制高校生徒の卒業を文字通りサポートする学校ですので、自分の意志で勉強をしてレポートを提出できる生徒であれば、サポート校はいらないのが現実です。

公立+サポート校を利用するなら私立の方がお得なケースもある

サポート校を利用する方の中には、学費の安い公立の通信制高校と併用している人もいますが、サポート校を利用すると、公立のメリットである学費の安さが小さくなります。

むしろ最初から私立の通信制高校に通った方がお得な場合もあります。私立の通信制高校は学費が高い分、サポートに力を入れている学校が多くあります。

また、私立の通信制高校の授業料も就学支援金の対象なので、学校によっては公立+サポート校よりも費用を抑えられることがあります。

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1年の途中で転入・編入すると単位が引き継げないことがある

全日制高校の単位は1学年を修了することで修得できます。そのため、1年生の途中で転入(転校)を希望する人や、2年生に上がる前に中退した人は単位を持っていません。

仮に1年生の3月であっても、学年が上がる前に転入すると単位を持っていないので、74単位すべてを通信制高校に入ってから修得することになります。

また、工業科や商業科から普通科に転入・編入する場合、単位を修得していてもすべてを引き継げないことがあります。この辺りは必ず事前に学校に問い合わせてみましょう。

なお、実際に転入・編入する際は在籍していた全日制高校に在学証明書(転入の場合)や単位修得証明書・成績証明書を発行してもらう必要があります。

早めに学校に依頼しておくと、通信制高校への転編入の手続きがスムーズに進められます。

通信制高校のメリット・デメリットまとめ

通信制高校には全日制高校にはないさまざまなメリットがあることが、おわかりいただけたかと思います。

入学や転入(転校)するにあたっては、メリットだけでなくデメリットの部分にも注意しつつ、地に足を付けしっかりとした足取りで学生生活を送りましょう。

まずは以下のフォームから気になる高校の無料資料請求をしてみることをおすすめします。そしてその中にもし興味のある高校があれば、連絡などをしてみると良いでしょう。

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