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通信制高校でも大学進学は可能!進学率はどのくらい?

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通信制高校から大学進学は不利?進学率や勉強法を紹介

大学進学

通信制高校はさまざまな事情で高校に進学できなかった人や高校を中退した人が通信教育で学び、高校卒業資格を取得する学校です。

しかし、単に高校卒業資格を得るだけでなく、通信制高校から大学に進学する人も多くいます。特に最近は大学進学のためのコースを設置している通信制高校がたくさんあります。

このページでは通信制高校から大学進学を目指す方法や進学率などについてご説明します。

通信制高校から大学進学は不利?

結論から言うと不利ではありません。というのも通信制高校の卒業証書には学校名は記載されますが、卒業した学校が全日制高校だったのか、それとも通信制高校だったなのかといった情報は一切記載されないからです。

つまり、大学側からすればあなたが卒業した学校が全日制高校なのか、それとも通信制高校なのか分かりようがないので不利にもなりません。

しかし例外として卒業した学校の名前が「◯◯通信制高校」になっている場合は、通信制高校の卒業だという事が分かってしまいます。

ただ、仮に名前のせいで通信制高校の卒業と分かったとしても、「この子は通信制高校の出身だから落とそう」という風に考える大学側の担当者は滅多にいませんので大丈夫です。

AO入試や推薦入試での進学もできる

実際、枠の数は学校によりますが、通信制高校であっても全日制高校と同様にAO入試や推薦による受験は可能です。

つまり、受験において通信制高校が差別され、不利になるようなケースはほとんどありません。

しかし、通信制高校のメリットでもある勉強の優しさが、大学進学においては不利となることがあります。

大学進学が不利と言われるのは学力が関係している事が多い

通信制高校だからという理由で大学進学が不利になることはそうないと説明しましたが、学力は大学進学に影響してくることはあります。

不登校などの様々な生徒の受け皿という一面もある関係上、通信制高校の勉強レベルは非常に優しいです。また、学校やコースによっては進学よりも高卒資格の取得を目標にしているといった事情から、大学への進学率は全日制高校と比べて低い現状にあります。

通信制高校の大学進学率

高等学校卒業者の進路別の割合
学校の種類 大学への進学率 専修学校への進学率
通信制高校 18% 22%
全日制高校 63.9% 21.5%

参考:文部科学省「令和元年 高等学校教育の現状

上記を見ての通り、通信制高校からの大学進学率は全日制と比較すると1/3以下とかなり低いです。

世間で通信制高校が大学進学に不利と言われてしまうのは、この進学率の低さが原因の一つと言えるでしょう。

全日制高校の進路状況について

文部科学省が先程の「高等学校教育の現状」と異なる調査である、平成30年に発表した「学校基本調査」によると、平成30年3月に卒業した全国の全日制高校の生徒数は1,056,475人でした

その内、大学(短大、専門学校を含む)に進学したのは578,029人です。つまり、この調査における進学率は54.7%です。

令和元年に発表された「高等学校教育の現状」と比べるとやや低いデータが出ていますが、それでも通信制高校よりは進学率が高いことがよく分かります。

全日制高校は科によって進路が異なる

普通科などの科によって進学状況は大きく異なっているのですが、平成30年3月卒業の全日制高校の生徒の場合、普通科では63.8%が短大や大学に進学しています。

専修学校への進学率は約16%で、就職する生徒は普通科全体の8.3%と少数です。

一方、工業科から大学への進学率は14.4%なのに対し、就職する生徒の割合は約68%と非常に高いです。同様に商業科も大学への進学率は27.3%と低いのに対し、就職する生徒の割合は43.1%となり、進学するよりも就職する傾向が高くなっています。

なお、定時制高校の卒業者数は20,324人で、その内大学に進学した人の数は2,735人、大学進学率は13.5%となっています。

通信制高校の進路状況について

次に通信制高校の生徒の進路状況を見てみましょう。

文部科学省の同調査では、平成30年3月に通信制高校を卒業した生徒数は53,552人で、その内、大学に進学した人は9,885人です。

つまりこの調査での大学進学率は18.5%となっています。令和元年に行われた「高等学校教育の現状」とパーセンテージは多少異なりますが、大学進学率は全日制の約1/4と低い数字が出ています。

通信制高校の卒業後の進路の割合

なお、通信制高校の卒業後の進路は、下記のようになっています。

卒業後の進路 人数 割合
大学 9,885人 18.5%
専修学校(専門課程)(※) 11,343人 21.2%
専修学校(一般課程)(※) 704人 1.3%
公共職業能力開発施設等入学者 490人 0.9%
就職 10,505人 19.6%
上記以外 19,869人 31.5%

※:専修学校の専門課程とは高等学校卒業程度の人が対象で、高等学校における教育の基礎の上に職業や実際生活に必要な能力を育成するところです。

一方、専修学校の一般課程は特に入学資格は設けられておらず、教養の向上などを目的としています。大学受験の予備校なども含まれます。

通信制高校から大学進学を目指す方法

通信制高校は大学進学率が低く、勉強のレベルも高くはないことから大学進学を目指すのは全日制高校よりも苦労しがちです。

しかし以下の手段であれば通信制高校から問題なく大学進学を目指すことも可能ですので参考にして下さい。

進路サポートが充実している通信制高校を選ぶ

通信制高校には公立と私立があり、授業の多くは自宅学習になります。

私立の通信制高校では先生が生徒の個別相談に応じたり専属のカウンセラーを配置する、将来に繋がるさまざまなコースを設置するなど進路のサポート力を入れています。

一方で公立は学費が安い分先生の数が私立より少なく、サポートもあまり充実していないところが多いです。

しかし通信制高校の授業は自宅学習が中心のため、サポートがなければ卒業まで勉強のモチベーションが続かない生徒も少なくありません。

実際、公立の通信制高校は学校によりますが3年での卒業率が20%以下、私立はサポートが充実している関係で卒業率は97%前後と大きな差があります

そもそも卒業しなければ大学進学はできないことと、私立の大手の高校は大学進学に特化した「大学進学コース」のようなものを設けていることが多いです。

そのため、大学進学を目指すなら「私立」「サポートが充実している」「大学進学コースがある」の3つの条件を満たした通信制高校を選ぶと良いでしょう。

下記の無料の資料請求を確認して、もし気に入った学校があれば資料を請求してみることをおすすめします。

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高校卒業でなく大学進学を目標にする

通信制高校に限らずよくあるのが、高校の後に続く大学進学でなく「高校を卒業する」ことを目的にしてしまうパターンです。

高校はあくまでも通過点に過ぎないのですが、高校卒業を目的にしてしまうと自分自身が甘いペースに甘えてしまいます。

特に通信制高校の勉強レベルは不登校の子どもに合わせて、中学1年生のレベルが始まることも少なくありません。

そのため、進学コースに進んだり自分から先生に質問をしなければ、いざ大学受験をすることになっても学力が足りず入試できないことが多いです。

受験勉強に集中できる

全日制高校では受験科目以外の授業や部活動があります。しかし、通信制高校では必修科目は当然勉強しますが、それ以外の部活動などが少ないため、自分のやりたい勉強に集中できるというメリットがあります。

こういった理由から、通信制高校から大学に進学する人が多いのだと考えられます。

自身の将来のための勉強という意識を持つ

大学進学をする上でもっとも重要なのは、進学は他の誰でもない自分自身の将来のためにするという意識を持つ事です。

親に言われたり、先生に言われたから大学進学を目指す。勉強をすると言った方も多いと思います。

しかし、親や先生に言われてイヤイヤ仕方なく勉強するのと、自分の将来のために自ら勉強をするのとでは、身につく学力は勉強の姿勢も大きく変わってきます。

通信制高校で行われている主な大学進学サポート

通信制高校では大学進学に向けて、どのようなサポートをしているのでしょうか。

前述した通り、特に私立の通信制高校ではさまざまなサポートを実施しているので、いくつかの例をご紹介します。

個別指導による丁寧な指導

全日制高校の授業は1クラス30人~40人ほどいます。年間のカリキュラムに沿って授業が進められますが、途中でわからなくなったり、ついていけなくなったりしても、自分から先生に質問に行かなければ解決することはできません。

また、教える側も多くの生徒に一斉授業をするため、個々の生徒の理解度にまで配慮できないのが現状です。

その結果、何処かでつまずいた場合は自助努力するか学校とは別に学習塾を利用するしか学力を上昇させる方法はありません。

しかし、通信制高校では、個別授業に力を入れているところがたくさんあります。

マンツーマンや少人数授業は学力に合わせた指導が可能

個別指導や少人数授業のメリットは、生徒のつまずいている点や理解できていない点を気軽に聞きやすく、教師側もいち早く気づいて丁寧に指導できる点にあります。

わからないところをそのまますれば次の勉強も分からないまま終わってしまいますが、着実に理解してから次に進めるので学習の成果が出やすいです。

また、勉強は理解できないからつまらないと感じる方が多いです。つまり、理解できれば勉強の楽しさを実感できるので、通信制高校に通ったのをきっかけに考え方が変化して勉強が好きになる、難関大学に合格する生徒も多いです。

生徒個人に合わせたカリキュラムの作成

全日制高校であっても生徒によって学力に差がありますし、得意科目・不得意科目も生徒によって異なります。

しかし、全日制は人数が多すぎる上、先生側も多忙なので個人に合わせた指導をする余裕がありません。追いつけていない生徒が1~2人いたとしても、残りの3、40人のために勉強をどんどん進めていくしかないのです。

一方で通信制高校は入学前に現時点での学力を把握し、入学後は生徒ひとりひとりの学力に合わせたカリキュラムを組んでいます。

それにより、つまづいていた部分を解決して確実に学力を伸ばしていくことが可能です。

大学進学・特別進学コースを用意している

通信制高校は基本は自宅学習が中心ですが、大学進学を目指す人向けの「大学進学(特別進学)コースではキャンパスでの通学を可能にしているところも多いです。

とは言っても全日制高校のように週5日、毎日6時間授業ということはないので安心して下さい。登校日数は先生と相談した上で個人のペースや希望に合わせてくれます。

多くの生徒は週1~3程度の頻度で登校し、組んでもらったカリキュラムに沿って大学進学を目指していきます。

コースの内容

例えば通信制高校大手の「第一学院高等学校」では、標準コースの学習に加えていつでも不明点を聞ける双方向ライブ配信による授業、先生による常に最新の入試情報を提供、学力定着状況や進捗の確認、受験校の選定などをしてくれます。

また、提携している「ウイングネット」の難関、有名私立大学の対策、大学入学共通テスト対策の配信講座などをなんと無料で受けることができます。

受験に強いサポート校と連携している

通信制高校の中には大学進学に強いサポート校と連携しているところも多いです。

公立の通信制高校の大学進学率は18%前後と非常に低いのですが、別途学費はかかるものの通信制高校のサポート校に通った生徒の大学進学率は72%前後と非常に高いです。

全日制高校ですら大学進学率は63%前後であることを考えると、サポート校が非常に優れていることが分かります。

サポート校では大学進学の勉強だけでなく卒業のための日々の学習、レポート提出、単位取得の支援。スポーツやアート、芸能、アニメといった様々なコースで将来に役立つ資格や専門技術の取得を進めることができます。

通信制高校から合格者が出た大学の例

私立の通信制高校は、毎年数多くの大学合格者を輩出しています。

また、国公立大学や私立の医学部、理工学部などの難関大学に合格する人も多いです。以下にその主な例として、ルネサンス高等学校の2021年度の合格実績を紹介します。

ルネサンス高等学校の合格例

国公立大学

東京農工大学 / 神奈川県立保健福祉大学 / 大阪府立大学

私立大学

<関東>
東京理科大学 / 国際基督教大学 / 青山学院大学 / 法政大学 / 國學院大學 / 順天堂大学 / 日本大学 / 駒澤大学
日本体育大学 / 桜美林大学 / 大正大学 / 玉川大学 / 東京工芸大学 / 昭和音楽大学 / 埼玉学園大学
川村学園女子大学 / 横浜創英大学

<関西>
関西学院大学 / 関西大学 / 同志社大学 / 立命館大学 / 京都産業大学 / 近畿大学 / 龍谷大学 / 京都外国語大学
京都女子大学 / 京都精華大学 / 嵯峨美術大学 / 同志社女子大学 / 大谷大学 / 大阪医科薬科大学 / 大阪学院大学
大阪商業大学 / 大阪音楽大学 / 追手門学院大学 / 摂南大学 / 相愛大学 / 宝塚大学 / 羽衣国際大学 / 阪南大学
桃山学院大学 / 奈良大学

<東海他>
愛知大学 / 愛知学院大学 / 名城大学 / 中京大学 / 中部大学 / 中部学院大学 / 愛知淑徳大学 / 至学館大学
鈴鹿医療科学大学 / 豊橋創造大学 / 名古屋外国語大学 / 名古屋芸術大学 / 名古屋学院大学 / 名古屋文理大学
四国大学 / 広島国際大学 / 九州国際大学 / 福岡大学 / 西日本工業大学 / 鹿児島純心女子大学

海外の大学

ネバタ州立大学

東大合格者を出している通信制高校もある

上記はごく一部の例です。例えばクラーク記念国際高等学校やN高等学校では、国内最高峰の大学である東大の合格者を輩出しています。

この事実からも通信制高校が大学の進学で不利でない事が分かるかと思います。

重要なのはどの高校に在籍しているかよりも、個人の気持ちと努力と言えるでしょう。

大学合格実績を見るのがポイント

通信制高校から大学進学を希望する人は、事前に通信制高校の大学進学への取り組みや合格実績などを確認しみましょう。

進学に力を入れている通信制高校は、ホームページに特進コースや進学コースの有無、年度ごとの合格実績などを掲載しています。

まずはいくつかの通信制高校をチェックし、その中で自分に合った学校を選ぶのがポイントです。

事前に無料の資料請求をしたり、学校説明会に参加すると大学進学に対する取り組みや実績がわかるのでおススメです。

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通信制高校から大学進学まとめ

今回は通信制高校から大学進学は不利なのか、また大学進学したい場合はどうすればいいのかなどを紹介しました。

通信制高校は問題なく大学進学ができますし、むしろサポート校を活用したり進学に力を入れている学校であれば全日制高校よりも進学率が高いくらいです。

そのため、「大学進学を考えているけど通信制高校だと進学できるのか不安…」「大学進学したいけど通信制高校に通っていいの?」と悩んでいる方は、気にせず通信制高校に進学してしまって大丈夫です。

ただし、記事でも説明した通り「公立」の通信制高校と、進学じゃなく高校卒業に力を入れている学校だと大学進学がしにくいので注意して下さい。

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