不登校になりかけの子どもにできる事とは?7つの兆候や原因も紹介

子どもが不登校になりかけるときは、いくつかの変化が見られることがあります。
早めに気づけば、休ませ方や相談先を早めに考えられます。
そこで当記事では、不登校になりかけの子どもに見られやすい変化やきっかけ、親ができることを紹介していきます。
不登校になりかけの子どもに見られやすい7つの兆候とは?

不登校になりかけの子どもに見られやすい兆候として、次の7つが挙げられます。
- 理由もなくイライラしている
- 落ち込んでいる日が増えた
- 日に日に意欲が低下している
- 寝付きが悪い・朝起きられないなど、生活リズムが乱れる
- 宿題をしなくなる
- 友だちと遊ばなくなる
- 学校の話をしなくなる
文部科学省の調査(令和6年度)で、中学校が不登校の生徒について把握した事実(複数回答)では、「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」が30.1%、「不安・抑うつの相談があった」が24.4%、「生活リズムの不調に関する相談があった」が24.3%でした。
出典:文部科学省『令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要』
忙しい毎日では気づきにくい変化もあります。いつもと違うと感じたら、まず話を聞いてみましょう。
子どもが不登校になりかける主なきっかけ

子どもが不登校になりかけるきっかけは、いくつか考えられます。上の調査は学校が把握した事実を集計したもので、不登校の原因を調べたものではありません。ひとりひとりの事情はそれぞれ異なります。
よく見られるきっかけを見ていきましょう。
いじめや人間関係の変化
いじめや人間関係の変化により不登校になりかけてしまう場合があります。
いじめにも程度があると思いますが、中学生や高校生は思春期で多感な時期でもあるので、些細な言葉やされたことでも、その子にとっては心に大きなダメージになる場合があります。中学校が把握した事実では、「いじめ被害を除く友人関係をめぐる問題の情報や相談があった」が14.1%、「いじめの被害の情報や相談があった」が1.1%でした(令和6年度)。
また人間関係では、以下のケースが考えられます。
- 周りの子どもと合わない
- 無理に周りの子どもに合わせて過ごしている
- 苦手な子がいる
我慢強い子は無理してしまいがちなので、気づけば学校への足取りも重くなって、つい休みがちになることがあります。
勉強についていけない
小学校と比較すると中学生の勉強は科目も増え、難易度も上がります。
- 真面目に授業を聞いていても理解できない
- 頭の整理がつかない
そのため、上記のような悩みを抱くこともあります。中学校が把握した事実では、「学業の不振や頻繁な宿題の未提出が見られた」が15.7%でした(令和6年度)。
本人が「ついていけない…」と感じると、勉強に対して気持ちが追いつかなくなるので、意欲も低下しやすくなります。
また、自分への自信もなくなってしまうため、自尊心も下がりがちです。
その結果、心を塞ぎ込みやすくなり、不登校になりかけてしまうこともあります。
発達障害(学習障害など)がある
発達障害は、発達障害者支援法で「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定められています。
出典:e-Gov法令検索『発達障害者支援法』(第2条)
周りとの違いを感じて、不登校のきっかけになることがあります。中学校が把握した事実では、「障害(疑い含む)に起因する特別な教育的支援の求めや相談があった」が6.2%でした(令和6年度)。
人との関わり方の違いなどから周りとすれ違い、つらい思いをすることもあります。
また、文字の読み書きや計算など、特定のことだけがとても難しく、周りの子どもはできているのに自分だけできていないと感じて、ひどく悩んでしまうこともあります。
中学生や高校生は思春期なので、大人が思っている以上に繊細だったり、周りのことに敏感だったりすることもあります。
不登校になりかけの子どもに親ができることは?

不登校になりかけの子どもの気持ちが少しでも軽くなるよう、親ができる手助けを考えてみましょう。
そこで、親が不登校になりかけている子どもに対してできることについて見ていきましょう。
子どもの言葉や態度などの些細な変化に気をつける
「普段話している子どもの言葉や態度などが今までと変わってきた」など、些細な変化に気づいてあげましょう。
また、些細な変化が実は子どもが感じているストレスや不満の現れであることもあります。
もちろん思春期の時期による影響で少し性格がきつくなっている場合もあるので、その辺りは気をつけてくださいね。
話しやすい関係性をつくる
親子間で話しやすい、相談しやすい関係性を作るのも大切です。
話しやすい関係性であればあるほど、学校での辛いこと、イライラすることなど些細な愚痴や不満を話してくれやすいと言えます。
「学校に行きたくない」とはっきり言えないこともあります。不満を話すことが増えたら、無理に登校させず、休むことも選択肢にしましょう。教育機会確保法も、不登校の児童生徒の休養の必要性を踏まえた支援を求めています。
出典:e-Gov法令検索『義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律』(第13条)
また、親に悟られたくないため学校のことを話さなくなる場合は、無理に元気にふるまっていることもあるので、優しく声掛けをしてあげましょう。
不登校の相談機関に相談をする
不登校の相談機関に相談をすることも有効な行動の一つです。
学校の先生(担任・保健室)やスクールカウンセラーのほか、次のような相談機関があります。
- 教育支援センター(適応指導教室)
- 児童相談所
- 保健所
- 精神保健福祉センター
このような相談機関が市区町村や都道府県の働きにより設置されています。
不登校になりかけている子ども本人が相談に行くこともできますし、保護者の方が相談に行くことも可能です。
家族だけでつらい思いを抱え込まず、第三者からの意見やカウンセリングを受けることで、その子に合った向き合い方を考えるきっかけになります。
通信制の学校を勧める
不登校になりかけている子どもの進路を決める時期やタイミングが来たら、通信制の学校を勧めてみましょう。
通信制高校なら、不登校になりかけている子どもでも高校卒業を目指せます。
その理由については次の章で見ていきましょう。
不登校になりかけの子どもになぜ通信制高校がおすすめなのか

登校(スクーリング)の日数が少ない
通信制高校は、学校やコースによって登校(スクーリング)の日数が大きく違い、全日制高校より少ない日数のコースを選べます。
全日制高校は週5回の登校が普通ですよね。令和7年度の文部科学省の調査では、全国323校のうち、週1日の通学コースがある学校が128校、集中スクーリングを前提としたコースがある学校が113校ありました。
出典:文部科学省『令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果について』
通信制高校は、自宅で添削課題(レポート)に取り組み、決められた日にスクーリング(面接指導)に出るのが基本です。週5日通うコースがある学校もあります。
もちろん学校によっては、「社会に出ても困らないように」と、慣れたら登校回数を増やしていくといった制度を採用しているところもあります。
不登校になりかけの子どもにとって登校することは大きなエネルギーを使うので、その子どもに合わせて学校を選べるのは大きな利点です。
勉強が苦手でも通いやすい
一般的に高校に入るには、その高校に応じてある程度の学力が必要というイメージがあるかと思います。
同じ調査(323校、複数回答)では、入学者の選び方は面接が296校、調査書などの書類が230校、作文が154校、学力検査が91校でした。多くの学校が面接と書類で選んでいます。
さらに通信制高校の中には、生徒一人ひとりの学力に合わせて学べる学校もあるので、勉強が苦手な子どもでも通いやすいと言えるでしょう。
不登校になりかけの子どもの兆候や対処法まとめ
不登校になりかけの子どもに対して親ができることは、主に以下の4つです。
- 子どもの言葉や態度などの些細な変化に気をつける
- 話しやすい関係性をつくる
- 不登校の相談機関に相談する
- 通信制の学校を勧める
通信制の学校の学科や登校日数、カリキュラムなどはそれぞれ異なります。
資料請求は無料なので、不登校になりかけの子どもがいる方はまずはパンフレットを取り寄せてみましょう。
子どもに合った学校を比べてみましょう。
