不登校の高校生に転校はおすすめ?メリットや適切な転校先を紹介
不登校になっている高校生の多くが一度は転校(転入)という選択肢を考えます。しかし転校はなんとなく怖かったり、転校先でも失敗したらどうしようと考えてしまうはずです。
そこで今回は不登校の高校生が転校するメリットや注意点、最適な転校先を解説していきます。
不登校の高校生に転校はおすすめ?そのメリットは?
結論から言うと、不登校の高校生が転校することは良い影響がたくさんあるのでオススメです。
しかし、不登校の高校生が転校をするのはとても勇気のいる行動です。
また、不登校の高校生が転校を検討している場合、どのようなメリットがあるのか知っておきたいですよね。
そこで、不登校の高校生が転校する場合のメリットを3つ紹介します。
新しい高校生活を始めることができる
不登校の高校生が転校することで得られるメリットとして“新しい高校生活を始めることができる”ということです。
転校すると今までとは違う環境になるので、心機一転心を入れ替えて高校生活に望みやすくなると言えるでしょう。
また、今まで自分の殻に閉じこもっていた不登校の高校生も新たな自分に出会えるきっかけとなります。
新しい環境の刺激を受けることができる
不登校の高校生が転校することで“新しい環境の刺激を受けること”ができます。
新しい環境で刺激を受けることで「頑張ろう!」というやる気がみなぎったり、考え方がポジティブになりやすいとも言えるでしょう。
(不登校の原因が学校にあった場合)嫌なことから切り離せる
不登校の原因が家庭の事情ではなく、対人関係や学校が合わないなど学校自体にあった場合、転校することで自分の周りからその原因を切り離すことができます。
不登校である原因が転校することでなくなる場合、ストレスが大幅に軽減し、楽しいと思える日や充実した日が過ごしやすい傾向にあります。
不登校の高校生が転校する場合の注意点は?
不登校の高校生が転校する場合さまざまなメリットがありますが、同時に注意しなければいけないことも。
そこで、転校する場合に気をつけておくべき注意点について知っておきましょう。
学習進度が異なる場合がある
高校生が転校する場合、転校先の学習進度が異なる場合があります。
高校は中学校の時と比べ、科目数も学習量も格段に増えています。また、高校では独自のカリキュラムを設定しているため、学習進度が異なる場合があるのです。
そのため、転校した際に前に在籍していた高校よりも遥かに学習スピードが早いということもあるでしょう。またその逆もあり得ます。
不登校の高校生が転校する場合は学習進度が異なる場合があることに注意しておく必要があります。
転校先でもまた同じ悩みを抱える可能性もある
不登校の高校生が新しい高校へ転校した際、その“転校先でも同じ悩みを抱えてしまう可能性”があります。
例えば、「進学校で勉強についていけず転校したけれど、新しい転校先でも勉強についていけない」「周りの人間との気が合わず転校したが、新しい転校先でも周りの人間と合わなかった」といった、同じ悩みを抱えてしまう可能性があるということです。
以上のような可能性があるということを念頭に置いておくようにしましょう。
新しい人間関係に馴染むのに時間やエネルギーを使う
不登校の高校生が転校するとなると気をつけたいのが、新しい人間関係の構築です。
対人関係が苦手な人は、新しい人間関係に馴染むのにはかなりのエネルギーを要するでしょう。
そのため、新しい人間関係に馴染むことに必死で「気力体力ともに使い切ってしてしまった・・・」ということも十分にありえます。
このようなことに注意しなければなりません。あくまでも自分のペースで人間関係を構築するようにしましょう。
- 学習進度が異なる
- 転校先でも同じ悩みを抱える可能性もある
- 新しい人間関係に馴染むのには時間やエネルギーを使う
不登校の高校生が転校する際はこのような注意点がありますが、通信制高校というタイプの高校を選択すると上記のようなリスクが起こりにくいと言えます。
不登校の高校生に最適な転校先について解説
不登校の高校生にとって最適な転校先について見ていきましょう。
定時制高校
定時制高校とは、夜の時間帯に授業を行う高校のことです。近年では午前中は昼に授業を行う定時制高校も存在するようになりました。
定時制高校は単位制であり、3年〜4年かけて単位を取得すると卒業できるという仕組みになっています。
高等専修学校
高等専修学校は、高校と並ぶ後期中等教育機関として位置づけられている学校です。
高校中退者や不登校生、転入生などの受け入れに対しても積極的に行っています。
それぞれの個性を尊重し、さまざまな生徒のニーズに柔軟に応じてくれる教育機関です。
また、以下のような専門分野をいち早く学部ことができるのも特徴の一つです。
- 工業
情報処理、自動車整備、土木・建築など - 農業
農業、園芸、動物管理など - 医療
看護、歯科衛生、理学療法、柔道整復など - 衛生
栄養、調理師、製菓、美容、エステなど - 教育・社会福祉
保育、幼児教育、介護福祉、精神保健福祉など - 商業
実務経理・簿記、旅行・観光・ホテルなど - 服飾・家政
ファッションデザイン、ファッションビジネスなど - 文化・教養
デザイン、インテリアデザイン、音楽など
(参照:全国高等専修学校協会)
通信制高校
通信制高校は単位制なので、スクーリングやレポート、課題をこなし単位を取得することで卒業をすることができる高校です。
スクーリング(登校)は、学校によって日数は異なりますが、自身でペースを選べるところや無理なく通えるようになっているところが多いです。
さらにカウンセラーが在籍しているところが多く、勉強に対しても無事に卒業ができるように手厚くサポートをしてくれるところがほとんどとなっています。
不登校の高校生が転校しても通いやすい学校づくりがされているので、通信制高校に通うことは最適な転校先と言えます。
不登校の高校生の転校先におすすめの通信制高校を紹介
中央高等学院
中央高等学院は長年の実績や経験に基づき不登校やひきこもりの生徒に対する個別学習指導も行っている通信制高校です。
週一回からのスクーリング(登校)からスタートし、個別対応でゆっくり学校に慣れることから始めることができます。
そのため、不登校の高校生が転入した際にも徐々に慣れることが可能です。
トライ式高等学院
不登校や引きこもりの生徒を対象に先生が家に訪問し、メンタルサポートを行ってくれる学校です。
全職員が「教育支援カウンセラー」の資格を所有しているのもポイントの一つ。
実際に通学できるようになった不登校や引きこもりの子どもが多数います。また、マンツーマンでの指導を行ってくれるので、不登校の高校生が転入した場合も安心して指導を受けることができる通信制高校です。
一ツ葉高等学校
一ツ葉高等学校では生徒一人ひとりを大切にし、個別のカウンセリングやメンタルケア心理士によるトレーニングで精神面をしっかりとケアしてくれます。
そのため、さまざまな悩みや不安を抱えている不登校の高校生に通いやすい通信制高校です。
また、1クラス10人前後で行う少数人数での授業を行っている学校なので、集団が苦手な生徒も安心して授業を受けることができます。
それだけでなく、61種類の科目数から自由に時間割を選ぶことができるので勉強のモチベーションも保ちやすいと言えるでしょう。
不登校の高校生が転校するメリットまとめ
不登校の高校生の転校先として一番通いやすく、リスクも少ないのは「通信制高校」でしょう。
ただ、通信制高校の中には転入は受け付けていないところがあったり、転入時期が決まっているところも存在するので事前に資料請求をして確認することをオススメします。
通信制高校が気になった方は一度、以下のリンクから無料の資料請求をしてみてくださいね。