不登校の中学生への対応方法!親がするべき4つの事とは?
子どもが不登校になった場合、親が何かできることがないか手を差し伸べてあげたくなると思います。
しかし、不登校に陥っている中学生の子どもに良かれと思ってしていることが正しい対応方法なのか、不安になるはずです。
そこで今回は親がするべき不登校の中学生の子どもへの対応方法と、親がしない方がいい対応方法について解説していきます。
親がするべき不登校の中学生への対応方法
不登校になっている中学生の子どもをお持ちの親御さんにとって、親がするべき子どもに対しての対応方法はとても気になりますよね。
その方法を「3つ」に分けて見ていきましょう。
不登校を過剰に気にしない
まずは「うちの子は不登校だから・・・」と過剰に気にしないようにしましょう。
学校にいち早く復帰させたい気持ちは分かりますが、意識をしすぎると自然と子どもにプレッシャーを与えてしまいます。
不登校になっている子どもはまわりの感情に敏感になっている時期でもあるので、不登校を過剰に気にしないように意識することがとても大切です。
精神的に余裕を持つ
親御さんが精神的に余裕を持つようにすることも大切な対応策の一つです。
親が精神的に余裕がないと、家庭内がピリピリしてしまい、子どもも家庭内で安心して過ごせなくなってしまいます。
ですので、子どもばかりに尽くさずに自身の生活も大切にしながら子どもと向き合っていきましょう。
時にはお友達とランチをしたり、夫婦や家族でのびのびと旅行をして楽しむといった余裕を持つようにしていくことをオススメします。
親だけでもカウンセリングへ行く
すでに親子の関係が悪い場合は、親だけでもカウンセリングなどの外部の専門機関に頼るのも一つの対策です。
不安や怒りが度を越すと、親自身のメンタルヘルスにも問題が生じてしまい、子どもとの関係も悪化しやすくなります。
ですので、カウンセラーに相談、親の会を利用するなど外部の専門機関に相談することも大切です。
親がしない方が良い不登校の中学生への対応
我が子への心配が強いと、ついつい色々対策をしてしまいますよね。正しい対策であれば子どもにとっても親にとってもプラスの働きをしますが、間違った対応をしてしまうと更に悪化してしまう可能性があります。
ここでは、親がしない方が良い不登校の中学生の子どもへの対応方法について解説します。もし当てはまる内容なあれば、早めに対処していくようにしましょう。
学校のことばかり話す
つい興味が湧いてほしいからと、学校の話ばかり子どもにするのは避けましょう。
たとえば「学校のどこが嫌だった?」「学校にそろそろ行けそう?」「学校は文化祭シーズンだね!」などです。
これをやってしまうと子どもは学校に行けと強制されているように感じてしまい、余計に学校に行きたくないと感じてしまいます。
また、「親に何を話しても分かってもらえない」と思われてしまい、不登校がさらに悪化する可能性があるためです。
もし不登校を改善して欲しいと考えるなら、まずは学校の話をしないでおきましょう。
同情をする
不登校であることを同情すると、子どもはは「かわいそうな奴だと決めつけられている」というように感じてしまいます。
すると子供の自尊心は傷つけられるので、親子関係もギスギスしやすくなります。
更にその結果として家庭が子どもにとって居心地の悪い場所になったりしてしまうので、不登校である子どもに同情をするのは避けるようにしましょう。
不登校の中学生には通信制の学校がおすすめ
不登校の中学生を持つ親にとって大きな悩みになってしまうのが進路ですよね。
「このまま不登校がなおらなかったらこの子の将来は…」と考えてしまうのが当然です。しかしネガティブに考えてしまうと余裕がなくなり、子どもにもそれが伝わってしまいます。
しかし、不登校の中学生でも現代であれば進学、そして卒業することは十分に可能です。それを可能にするのが「通信制の学校」です。
通信制の学校は不登校でも通えるようスクーリング(登校)の日数が年0~数回と最小限におさえられていたり、資格を持ったカウンセラーが常駐しているなど、通常の全日制の中学校と比較してサポートが手厚いのが特徴です。
以下ではそんな不登校の中学生でも特に通いやすい、おすすめの通信制高校を紹介していきます。
のびのびとできる!不登校の中学生におすすめの通信制高校
不登校の子どもにとってのびのびと自由に過ごせるといった環境はとても大切になります。
また、相談しやすい環境も学校選びで大切な項目になります。ここではそんな不登校の子どもが通いやすい通信制高校を紹介します。
トライ式高等学院
不登校や引きこもりの生徒を対象に先生が家に訪問しメンタルサポートを行ってくれる学校です。
実際に通学できるようになった不登校や引きこもりの子どもが多数います。また、マンツーマンでの指導を行ってくれるので手厚い通信制高校です。
ルネサンス高等学校
卒業率97%を誇る通信制高校となっています。
スクーリングの規定日数は最低年3日となっているので不登校の子どもにとって通いやすい学校です。
進学実績もあり、子どもが大学進学を希望する場合でも安心して通わせることができます。
一ツ葉高等学校
一ツ葉高等学校は卒業率98%の通信制高校です。少人数制を取り入れており、一人ひとりに合わせたケアや指導を行ってくれます。
また対人関係や積極性を養える教育も行っているので、不登校の子どもにとってもプラスになります。
不登校の中学生(子ども)への対応まとめ
不登校の中学生の子どもに向けて親がするべき対応は、まず不登校を過剰に気にしないようにすることです。
その上で、親御さん自身も悩みすぎず人生を楽しみ、辛いときは第三者や専門機関を頼るといったことを大切にしてください。
自分の不登校によって家庭がピリピリせず、平穏な状態の方が子どもも親に相談しやすくなりやすいので、「不登校の子どもがいるからどうにかしないと・・・」と気負わないようにしましょう。
また、進路を考える時期になる前に一度、通信制高校の資料を見るなどして、先を見据えた余裕のある行動をとることをおすすめします。