中学生の息子が不登校に!きっかけや正しい接し方を紹介!
ある日急に子どもが不登校になると「何がきっかけだったんだろう」「我が子が不登校になると思っていなかった」と悩んでいる親御さんは多いかと思います。
今回はそんな中学生の息子さんが急に不登校になった原因として考えられるきっかけや、親がするべき接し方について解説します。
【学年別】中学生の息子が不登校に陥る主なきっかけ
中学生の息子が不登校になってしまうきっかけは学年により様々な要因が考えられます。
不登校になったきっかけを考えてあげることで、初めて親としてどうしてあげるべきなのか気づきを得る場合もあります。
そこで、まずは不登校になってしまうきっかけを学年別で見ていきましょう。
なお、娘が不登校になるきっかけに関しては以下の記事で紹介しています。
中学1年生の不登校の主なきっかけ
中学一年生に不登校になってしまう主なきっかけは、以下のことが考えられます。
- 小学校と中学校のギャップ
- 人間関係の複雑化
小学校と中学校のギャップ
小学校から中学校に上がるのは大きなステップであり、楽しみに思う子どもも多いです。
しかし、小学校とは違い中学生活は校則などが設けられており、授業時間も大幅に増えるため、「厳しい」と思ってしまう生徒もいます。
そういった小学校から中学校へのギャップについて行けないことが、不登校になるきっかけと考えられます。
人間関係が一気に複雑化する
学校によりますが中学校に上がるとクラス数も増え、先輩ができるなど、人間関係に構築や維持に要する難易度が一気に上がります。
人が増えるということは友達が増える反面、気が合わない人間も増えるという事です。つまり対人関係が得意でない場合、精神的負担は今まで以上に大きくなります。
また、小学校のときは友達も多く社交的だった生徒が、中学校に上がるといじめの対象になってしまったりと様々なことが起こりえます。
こうした人間関係の複雑化も、中学1年生の不登校のきっかけとなり得るでしょう。
中学2年生の不登校の主なきっかけ
中学2年生で不登校になるきっかけとして考えられるのは、以下のことが考えられます。
- 学力の難易度が上がる
- 中学一年生から蓄積し続けるストレス
勉強の難易度が上がる
中学一年生はまだ複雑な問題等はなく、徐々に学力を積み上げていくようなイメージです。
しかし、中学2年生になると応用問題などが一気に複雑化するようになります。そうなれば学力テストの成績も下がる一方です。
このように勉強の難易度がグッと上昇し、勉強がついていけなくなって勉強が嫌になることも不登校のきっかけの一つと考えられます。
中学一年生から蓄積し続けるストレス
中学2年生になると、後輩もできて学校生活にようやく慣れてきたという時期でしょう。
しかし、学校に違和感を覚えながらも頑張って通っていた生徒にとって、2年生になる頃にはかなりのストレスを抱えています。
あまりにストレスが溜まってしまうと、無気力な状態になる可能性も0ではありません。このような問題も不登校のきっかけとなり得ます。
中学3年生の不登校の主なきっかけ
中学3年生の時期に不登校になるきっかけは、以下である場合が多いです。
- 進路が近づくにつれてのプレッシャー
進路が近づくにつれてのプレッシャー
中高一貫校に通っている生徒以外は、3年生になると自分の進路について考える必要が出てきます。
- 自分は一体なにを目指したいのか
- 高校へ行って何をしたいのか
など、様々な考えが頭の中をかけめぐります。さらに親も3年生の子どもには、心配から進路のことでプレッシャーをかけがちです。
その結果、受験という大きなイベントのプレッシャーに負けてしまう生徒はとても多いです。
今まで順調に学校に通い続けていた子どもが急に不登校になってしまった場合はこのようなきっかけが考えられるでしょう。
不登校の中学生の息子に対する正しい接し方や対処法
中学生の息子が不登校になってしまった際に実際どのような対処法をすべきなのかしっかりと理解しておく必要があります。
では、実際どのような対処法を行う必要があるのかみていきましょう。
まずは子どもの頑張りを受け止めてあげる
不登校になってしまった息子にまずしてあげたいことは、子どもの頑張りを心から受け止めてあげることです。
不登校の子どものなかには、「親のために勉強頑張らないと」「親に失望されないようにしないと」と、親から見放されないように頑張り、エネルギーを使い果たしてしまった子も多いです。
そんな子どもたちにまず私たち親がしてあげれることは、子どもの頑張りを心から受け止めてあげるということでしょう。
大人にも言えることですが、人によって頑張れる度合いというのは異なります。1億人の人類がいれば1億通りの頑張れるレベルがあります。
数時間の睡眠以外はずっと仕事を頑張れるし楽しいと感じる大人と、8時間の労働も辛くて頑張りたくない大人がいるのと同じです。そこをしっかり理解してあげて、子どもの頑張りを評価してあげましょう。
第三者に相談する
子どもが不登校になってしまった場合、親戚や友人など第三者の客観的な意見もきっちりと聞いておく必要があります。
息子が不登校になったとき、両親では冷静な判断ができなくなる場合があるからです。
また、子どもにいつもと違う行動や言動等が見られる場合は医療機関へ受診するといったことも忘れてはいけません。
子どもの話をしっかりと聞いてあげる
不登校になっている子どもの話にはしっかりと耳を傾けるようにしましょう。
学校のことだけでなく、趣味の話、楽しかった話など日常的な会話も行うことが大切です。
親身に話を聞き、コミュニケーションを取ることで子どもはいろいろな相談をしやすくなるため、心からの意見を聞くことができます。
もしかすると子どもの不登校には、本当の理由を話してくれなかっただけで意外な真実が隠されているかもしれません。
反対に親の些細な悩みを子どもに相談してみるといったことも有効と言えるでしょう。
全日制の学校でなく通信制に通わせてみる
不登校になっていてもそうでなくても、中学生3年生になると必然的に考える必要が出てくるのが「進路」という問題です。
そのため、不登校になっている息子を全日制ではなく通信制高校高校に通わせてみるというのも一つの対処法と言えます。
我々大人の考えだと「全日制でないと進学したとは言えないんじゃないか」と考えてしまう人もいるかと思います。
しかし、全日制であっても問題なく進学の資格を取得することができますし、近年の不登校数の増加やライフスタイルのあり方、思考の変化から「絶対に全日制に通う必要はない」という考えを持つ人が急増しています。
通信制はスクーリングの日数が少ない分、子どもが本当に追求したいことにも時間をさけます。年間で0~数日通えば卒業資格を得られる学校も多いので、不登校になった子どもでも通いやすい環境が整っています。
不登校の子どもにおすすめの通信制学校ランキング
不登校の子どもにとって“登校する”ということはかなりエネルギーを使うことですよね。
不登校の状態から、いきなり週5回登校となると精神的、身体的負担も大きいです。そのため、不登校になった子どもには通いやすく卒業もしやすい、通信制の学校への進学おすすめです。
以下では不登校でも通いやすい通信制学校を紹介いたしますので、気になる方は一度資料を請求して見てくださいね。
ルネサンス高等学校
卒業率97%と、ほとんどの生徒が卒業している実績を持つのがルネサンス高等学校です。
オンライン学習を取り入れており、家にいながらも授業を受けることができるという利点があります。
さらに年間投稿日数(スクーリング)は、4日と少ないのも特徴です。もちろん希望される生徒にはん週2~3回通う「通学コース」を設けているキャンパスもあります。
第一高等学院
第一高等学院は、50校と全国に多数のキャンパスが存在します。(平成27年4月現在)
生徒全員にiPad(R)miniを無償貸与しているので、自宅でキャンパスの勉強をすることも可能です。
また、登校が苦手な生徒におすすめなのが、Mobile HighSchoolという(通信コース)です。
こちらは年一回のスクーリングで、授業やレポート、提出においてもタブレット端末で行えるのが特徴のコースです。
また、将来やりたいことがある生徒のために
- 芸能コース
- スポーツコース
- 美容コース
- ペットコース
と夢を応援してくれるコースも多数存在しています。
中学生の息子が不登校になった時のまとめ
中学生の息子が急に不登校になってしまった場合、親御さんは心配でしょうがないかと思います。
そんな時は不登校のきっかけや対処法を知り、正しく子どもと接することで状況が改善しやすくなるでしょう。
親御さんのみで気負ってしまうと大変ですので、第三者の周りの人たちに相談しつつ、場合によっては通信制の学校への進学も検討してあげて下さい。
不登校になった子どもの多くは限界まで頑張り抜いてパンクしてしまった子が大半ですので、子どもが無理をせず前に進めるような環境を整えてあげるのも親の役目の一つです。