留学は不登校中学生を救う!メリットから注意点まで紹介

不登校の中学生にも、留学という選択肢があります。「不登校だと留学するのは厳しいんじゃない?」「留学なんて不安」と考える中学生やご両親もいると思います。
しかし、通信制高校なら、日本の高校に在籍したまま留学しやすく、さまざまな経験や刺激を得ることができます。
今回はそんな不登校中学生の留学のメリットや注意点とともに、留学と高校卒業を両立できる通信制高校について紹介していきます。
不登校の中学生が留学するメリット!

不登校の状態から留学することで、さまざまな経験を得られるなどのメリットがあります。
語学力が上がり将来に役立つ
海外へ留学することによって得ることができるメリットの一つとして、語学力が上がるということが挙げられます。
日常的にその国の言葉を聞き、使うことで、教室で学ぶだけよりも実際に使える語学力が身につきやすくなります。
積極性や自主性を培うことができる
留学することで、さまざまな国の人と出会う機会があります。いろいろな国の人と接することで、日本人とはまた違う部分をたくさん感じることができます。
自分の意見を伝える場面が増えるので、積極性や自主性が身につきやすいでしょう。
自分に自信を持てるようになる
留学するとさまざまな問題を自分の力で解決しなければならない場面も多いので、自信につながることもあります。
そして困難や問題を乗り越えていくたびに、「自分でもこんなにできるんだ!」という自信へと変わっていくこともあります。
また、「苦手な人が周りにいない」「元々の自分を知っている人が一人もいない」といった環境は、不登校になってしまった子どもにとって一歩を踏み出しやすい環境です。
不登校から留学することのデメリット

さまざまなメリットがある留学ですが、デメリットも存在します。
留学におけるデメリットを見ていきましょう。
費用がかかる
留学にはどうしても一定の費用がかかります。必要な費用は、期間や国、留学のプログラムによって大きく違います。
留学先には、例えばアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、マレーシア、シンガポールといった国々があります。
当然ですが国によって物価が大きく異なるので、留学費用だけで見ず、生活に必要なものの物価もしっかりと把握しておく必要があります。
不登校から留学する際の注意点

不登校から留学をする際に気をつけておきたい注意点がいくつかあります。
しっかりとリサーチした上で留学をするようにしましょう。
日本の卒業資格とは異なる
留学する際に気をつけたいのが、“卒業資格”です。たとえば日本の高校に在籍せず留学し、海外の高校を卒業した場合、卒業資格はその海外校から与えられることになります。
海外の高校を卒業した場合、日本の大学に入学できるかどうかは、その国の学校教育の課程の年数(12年の課程を修了したかなど)によって決まります。12年未満の課程の場合は、さらに指定された準備教育課程などを修了する必要があります。
日本の高校卒業を目指したい場合は、方法の一つとして、留学コースがある日本の通信制高校に在籍しながら、留学をするというものが挙げられます。
食文化の違い
当然ですが国によって食文化には大きな違いがあるため、好き嫌いが多い人は事前にその国の食文化についてリサーチしておく必要があるでしょう。
また、ホームステイの場合はその家庭の食事に慣れなければいけないため、苦手な食材がある場合は早めに克服しておくのが無難です。
その国の語学力が0の状態で留学をしない
たとえば「フランス語が全くわからないのにフランスに留学する」ということは避けるようにしましょう。
語学力がまったくない状態で留学すると、最初は現地の人と意思疎通をするのに苦労しやすくなります。
そのため、留学をする場合は最低限の挨拶の単語や、初歩レベルでもいいので文法を身につけてから留学するのがおすすめです。
不登校の中学生は通信制高校で留学するのがおすすめ!

通信制高校の中には、「留学コース」を設けている学校や、海外にキャンパスがある学校もあります。
留学を許可された生徒は、外国の高校で学んだ分を、36単位まで日本の高校の単位として認めてもらえる場合があります(学校教育法施行規則第93条)。認めるかどうかは学校が決めます。
また、通信制高校の卒業にはスクーリングへの参加が必要ですが、スクーリングの日数が少ない学校や、海外でスクーリングを行う学校もあります。
通信制高校に在籍したまま海外留学をすることで、海外留学をしながら、日本の高校卒業を目指すことができます。
それでは、実際に留学できる通信制高校を見ていきましょう。
不登校の中学生でも留学できる通信制高校一覧
クラーク記念国際高等学校のオーストラリアキャンパス
クラーク記念国際高等学校は、オーストラリアのケアンズとスプリングフィールドにキャンパスがある通信制高校です。
ケアンズにあるキャンパスでは自分の興味のあるテーマに沿って体験をしながら英語を学び、自分のやりたいことを見つけます。
一方、スプリングフィールドにあるキャンパスでは、英語の語学力を伸ばすことに力をいれています。
現地のキャンパスには日本人スタッフが常駐しているので、困ったときは日本語で相談できます。
おおぞら高等学院のバンクーバーキャンパス

おおぞら高等学院は、屋久島おおぞら高等学校のサポート校で、カナダのバンクーバーに、おおぞらの生徒のためのキャンパスがあります。
長期留学中も日本と同様にレポートの指導が受けられるので、卒業時期が遅れる心配はありません。
約5か月の長期留学「バンクーバーキャンパス」のほか、2週間の短期留学「グローバルスクール」や、1週間の「ワールドオリエンテーション」もあるので、「あまり長期の留学は行きたくない」「お試しで海外留学したい」という方にもおすすめです。
AIE国際高等学校
兵庫県にあるAIE国際高等学校は、通信制高校では唯一の国際バカロレア(IB)認定校としている学校です。
こちらの高校の国際科(国際バカロレア・ディプロマプログラム)では、世界で活躍できるグローバルな人材を育てています。
一ツ葉高等学校

一ツ葉高等学校には「ニューヨークダンス留学コース」と「アメリカ大学進学コース」の2種類があります。
ニューヨークダンス留学コースでは、ダンスの本場であるニューヨークの「Broadway Dance Center」でレッスンしながら提携校である「ニューヨークイングリッシュアカデミー」で語学を学ぶコースです。
ニューヨークイングリッシュアカデミーでのESLの授業は、すべて一ツ葉高等学校での単位認定の対象になります。
また、「アメリカ大学進学コース」では、一ツ葉高等学校の卒業後にニューヨークの St.Francis College への進学を目指せます。
長尾谷高等学校
長尾谷高等学校では、海外スクーリングを行っています。
期間は2週間から目的に合わせて長期まで選べ、カナダやオーストラリアでホームステイをしながら語学学校に通います。海外語学スクーリングに参加することで、2単位から6単位を修得できます(単位認定手数料が1件あたり5,000円必要です)。
(各校の紹介は、2026年10月時点の公式サイトによる)
出典:クラーク記念国際高等学校『海外留学』、おおぞら高等学院『海外体験』、AIE国際高等学校『海外留学・進学』、一ツ葉高等学校『ニューヨークダンス留学コース』、同『アメリカ大学進学コース』、長尾谷高等学校『海外語学スクーリング』
不登校中学生の留学まとめ
不登校からの留学には、語学力の向上だけでなく自主性や積極性が上がる、子どものうちに海外の文化に触れることで価値観が広がるなどさまざまなメリットがあります。
通信制高校には、留学コースや海外スクーリングのある学校もあるので、不登校の生徒でも高校に在籍したまま留学を目指せます。
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